11月8日 神戸で行われているATPツアー下部大会、兵庫ノアチャレンジャー2回戦が始まり、添田豪(GODAI)は8強になったが、第5シードの伊藤竜馬(北日本物産)と予選突破の福田創楽(イカイ)は残念ながら敗退した。
ダブルスでは、楽天ジャパンオープンダブルス優勝の内山靖崇/マクラクラン勉組が第1シードの豪州ペアーを破り8強になった。
シングルス1回戦では第2シードのダニエル太郎(エイブル)が敗れる波乱があった。
今年の全日本チャンピオンの高橋悠介(三菱電機)と昨年のチャンピオン綿貫陽介(グローバルPTA)の1回戦は、綿貫が7-5,6-2で勝利した。
綿貫陽介は8強入りをかけて第一シード、87位のR.ALBOT(MDA)と11月9日(木)、13時半以降に対戦する。
続いて内山/マクラクラン組vs吉備/大西組のダブルス準々決勝もある。入場無料
オーダー・オブ・プレー
ライブスコア
ATPツアーのホームページからTOURNAMENTSをクリック、その中からATP CHALLENGER TOURをクリックし、下にスクロールしていくとLIVE MATCHESの項目がある。
その中のKOBEの項目があるので、それをクリックするとネット生中継が無料で見られる。
全日本チャンピオン同士の熾烈な戦いは
第1セット
3-3、綿貫のサーブ、高橋は20回のラリーの末、フォアで決め15-40とブレーク・チャンスを掴む。
高橋にとって、3回のブレーク・チャンスがあったが、綿貫が2度目のデュースの末にナイス・サーブを2本決めキープ、4-3とする。
4-4、でも綿貫はダブルフォルトと高橋のネットインのボールなどで、0-30となるが、5-4とキープ。
第12ゲーム、高橋から5-6、40-15。高橋がキープし、タイブレークに突入と思われたが、デュースに。
3回目のデュース、綿貫は勝負をかけリターン・ダッシュでセットポイントを掴む。
プレッシャーがかかったか、高橋は5回目のショットをロングにしてしまった。
タイブレークになると思われた第1セットを綿貫が7-5で取った。
第2セット
第4ゲーム、リターンから攻める綿貫が0-30とリードする。
高橋は30-40からフォアをワイド、サーブを落とす。高橋から1-3。
綿貫、ここで一気に突き放したいところだが、サーブを落とす。
高橋、キープし、3-3に持っていきたいゲームだったが、デュース。
2回目のデュースでブレーク・ポイントを掴まれる。
綿貫は8回目のショット、ランニング・フォア・クロス・パスを決めた。綿貫4-2。
12回のラリー戦を制し、綿貫サービスキープ5-2。
高橋サーブで2-5、
9回のラリー、高橋はフォアをワイドにし15-40とマッチポイントを握られる。
そこを踏ん張り高橋は18回のラリーを制し、デュースに持ち込む。
ここで綿貫はリターン・ダッシュでプレッシャーをかけ、3回目のマッチポイント。
高橋は積極的にフォアを打ったが、そのボールはワイドになってしまった。
2016年の全日本チャンピオンの綿貫が勝利した。
「良きライバル同士の良い戦いだった。
共に刺激しあい、ライバルとして世界の舞台で戦えるように精進して欲しい。」と綿貫陽介のコーチとして帯同しているボブ・ブレットは二人にエールを送った。
ボブ・ブレットは綿貫だけでなく、日本のテニス強化のために26週間をジュニア指導などに費やしている。
女子ITF$100,000 有明
第3シードの奈良くるみ(安藤証券)は2回戦に進んだが、第4シードの尾崎里紗(江崎グリコ)は日比万葉(安藤証券)に6-1,6-1で敗れた。
11月13日からは豊田で男女共催大会
これもグランドスラム大会入りを目指す大切な大会。ギリギリの選手にはプレッシャーがかかる!
記事:塚越亘/塚越景子 写真:鯉沼宣之/伊藤功巳/tennisjapan