2017年のグランドスラム大会優勝者は 全豪オープンとウィンブルドンはフェデラー、フレンチオープンとUSオープンはナダルと二人が独占した。
フェデラーは36歳、ナダル31歳とオーバー30のプレーヤー達。
今年は30歳以上の選手たちが、トップ20のうち、半数の10人もいる。
トップ100内には、なんと42人もいた。(2017年12月18日付のATPランキングover30)
気になるので、7年前、フェデラーがまだ29歳の時、すなわち2010年の最終ランキングを調べると、30歳以上のトップ10はゼロ。
トップ20は17位に31歳のクロアチアのI.Ljubicic、一人しかいなかった。
当時トップ100の30歳以上プレーヤーも10人だった。
(この時 錦織圭は20歳98位。100位に20歳以下は二人しかいない)
現在男子トップ100内で最高齢は38歳のI.Karlovic(CRO)、80位。身長211cm、体重104kg、サーブ最速251kmとすべてが規格外のビッグサイズ。
第2位は37歳、83位のEstrella Burgos(DOM)。今シーズンATP250エクアドル・オープンで3連覇を達成したドミニカの鉄人だ。
アメリカのS.Querryは30歳になり、13位とキャリア最高ランキングを更新している。
その他にもG.Muller(LUX)は34歳で21位になっている。
それだけ賞金総額の高騰と共に、プレーヤー達の体の維持、トレーニングなどで競技寿命が延びたのだろう。
「ベテランの意地と経験」で目覚ましい実績を残している選手たち。
プロテニス界を支えている。
1位 R.Nadal(ESP) 31歳
2位 R.Federer(SUI) 36歳
3位 G.Dimitrov(BUL) 26歳
4位 A.Zverev(GER) 20歳
5位 D.Thiem(AUT) 24歳
6位 M.Cilic(CRO) 29歳
7位 D.Goffin(BEL) 27歳
8位 J.Sock(USA) 25歳
9位 S.Wawrinka(SUI) 32歳
10位 Carreno Busta(ESP) 26歳
2017年12月18日付けトップ100ランキング
1位 R.Nadal(ESP) 24歳
2位 R.Federer(SUI) 29歳
3位 N.Djokovic(SRB) 23歳
4位 A.Murray(GBR) 23歳
5位 R.Soderling(SWE) 26歳
6位 T.Berdych(CZE) 25歳
7位 D.Ferrer(ESP) 28歳
8位 A.Roddick(USA) 28歳
9位 F.Verdasco(ESP) 27歳
10位 M.Youzhny(RUS) 28歳
2010年最終ランキング
記事:Kyoko Oga 記事編集:塚越景子/塚越亘 写真/tennisjapan