2018全豪オープン初日。
昨年3月に左膝靱帯(じんたい)を断裂し、ツアーを離れていた西岡良仁(ミキハウス)がグランドスラム大会復帰戦で第27シードのF・コールシュライバー(ドイツ)を6-3、2-6、6-0、1-6、6-2で破り、昨年に続き初戦突破を決めた。
続いて、杉田祐一(三菱電機)が第8シードのJ・ソック(米国)を6-1,7-6(4),5-7,6-3で破り、初の2回戦進出を決めた。
女子シングルス1回戦では江口実沙(橋本総業)はヤナ・フェット(クロアチア)に3-6,2-6で敗れた。
今年の全豪オープンの天気はおかしい!
試合前に雨が降った。いつもより涼しい今年の全豪オープン。だが木曜日は猛暑、39度になる予報だ。
そして今年は観客が多い。初日の入場者はいきなり72,253人。
会場内には「日本」、「ゲーム」、「ビール」、「楽しい」とか日本語で書いてある大きな一角があり、そこで日本文化、食事などを紹介している。それだけ、日本人観光客をあてにしているのだろう。
いきなり、西岡良仁が第27シードのコールシュレイバーを破った。
続いて今度は杉田祐一が第8シードのソックを破る
杉田祐一インタビュー
〇杉田祐一 6-1 7-6(4) 5-7 6-3 ●8]J.SOCK(USA)
「ソックの球筋は自分に相性が良い。相手はやりづらいなあと思っていたと思う。
相手にいいプレーをさせないように低い軌道でバックへ攻め、浮いたところを上から決める。集中力を保つことができた。」
「劣勢になっても、自分のプレーを貫き通したのは評価できると思う。
トップ10に勝ったうれしさがこみあげてきた。」
「シーズンオフは手術などで時間を取られてしまったので戻すのにいっぱいいっぱいだった。」
「第8シードを倒しても先を見ないようにしている。1試合1試合ベストを尽くすのみ。
次はカルロビッチですか?初めて聞きました。ビッグサーバーですし、楽しみです。」
西岡良仁 見事怪我からの復帰
〇西岡良仁 6-3、2-6、6-0、1-6、6-2 ●27]P.KOHLSCHREIBER(GER)
「復帰してから2大会目。相手は強くてどれぐらいできるのか?不安だった。」
「最初は探り探りやっていた。思ったより、リターンが良くて、風もすごく吹いていた。
相手はタイミングを合わせて打つのでやりにくそうだった。
自分は風が吹いている時はなるべくリスクを負わないテニスをする。
強風の中、ミスを減らしてコート中に入れ続ける。多少打たれてもいい、と途中で切り替えたのが良かった。」
「ケガした時はあまり試合のことは考えずにあまり落ち込むことはなかった。
負けず嫌いな一面が自分のテニスの大きな部分を占めているので、練習でもこの部分が残っているから大丈夫と思っていた。
逆に少しテニスができるようになってから、他の人と比べて自分が動けなくて悔しかった。杉田さんや添田さんやダニエル太郎さんの活躍を見てもどかしく思った。」
「58位になった時の一番いい時のイメージが残っていた。
勝ち切れたのは非常に大きい。この勝ちは大きなステップだと思う。」
江口実沙 頑張ったが
「出足がちょっと攻め急いでミスが重なってしまった。
自分だけにいっぱいいっぱいになってしまい、あの時にこうしていたらというより、最初から最後まで自分が上手くいかなくて終わってしまった。」
「USオープンよりも動けるようになったと感じた。
この冬に練習したことが、少し出せたかなと思う。もう少し動きをよくしたらもっとできると思う。」
「大きな大会で上の人とやる機会が増えたのはいいことだと思う。
ストローク戦では負けるとは思わないが、少しの差が大きな差になる。」
「西岡選手の怪我からの復帰は純粋にすごいと思う。」
1/16全豪2日目オーダー・オブ・プレー
大坂なおみ、奈良くるみ、日比野菜緒、ダニエル太郎がプレー
ライブスコア
予選:1/10(水) - 1/13(土)
男子予選 添田豪、伊藤竜馬、内山靖崇
男子予選PDF
女子予選 尾崎里紗、加藤未唯、土居美咲、穂積絵莉、今西美晴、波形純理
女子予選PDF
記事:塚越亘/森下泰/小林粛/塚越景子 写真by W.Tsukagoshi CanonEos7D