★グランド・スラム
■Roland Garros - Paris, France (Red Clay)
フランスのパリで行われてる4大大会、全仏オープン(賞金総額16,807,400ユーロ、 レッドクレー)は30日、大会8日目、男子シングルスの4回戦が行われ、昨年の覇者で、今大会第1シードのロジャー・フェデラー(28歳、スイス)が、世界ランク24位で同胞の第20シード、スタニスラス・ワウリンカ(25歳、スイス)を 6-3 7-6(5) 6-2 のストレートで下し、早々と8強入りを決めた。
この日、フェデラーは立ち上がりからレシーブが冴え2度のサービス・ブレークを奪い、僅か31分で第1セットを先取した。第2セットに入ると、ワウリンカも徐々にペースを掴み出し、お互い1度のブレークを分かち合うとそのままタイブレークに突入した。タイブレークも拮抗した展開で進むが、フェデラーが勝負所での強さを発揮し、7-5 で第2セットを連取する。こうなると完全にフェデラーのペースになり、サービスゲームになるとほとんどポイントを与えずに 6-2 でゲームセット。試合時間は僅か1時間56分であった。
勝ったフェデラーは、準々決勝で昨年の全仏決勝の相手、世界ランク7位で今大会第5シードのロビン・ソデルリング(25歳、スウェーデン)と対戦する。昨年は6-1 7-6(1) 6-4 とフェデラーの圧勝であったので、今回、絶好調のソデルリングがどう対抗してくるかが見所である。
また、この日は上位シード勢で波乱が起きた。第8シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(25歳、フランス)と、第4シードのアンディ・マリー(23歳、英国)の2選手。ツォンガは世界ランク14位のミハイル・ユージニー(27歳、ロシア)との一戦で第1セットを 2-6 で落とした時点で審判に棄権を申し出ての敗戦。マリーは世界ランク17位で第15シードのトーマス・ベルディハ(24歳、チェコ)に、終始サービス・ゲームで主導権を握られ、1度しかブレークを奪えずに 4-6 5-7 3-6 のストレートで敗れた。ベルディハは、2008年ジャパン・オープンの優勝者として日本のファンにも馴染みが深い。
大会9日目となる31日は、ボトムハーフの4回戦が行われる予定で、第2シードのラファエル・ナダル(23歳、スペイン)、第3シードのノバク・ジョコビッチ(23歳、セルビア)が登場。予選から勝ち上がり、3回戦で第6シードのアンディ・ロディック(27歳、米国)を倒したGABASHVILI, Teimuraz(25歳、ロシア)は、第22シードのユルゲン・メルツァー(29歳、オーストリア)と対戦する。
予定通り試合が消化されれば、8強が出揃うことになる。
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全仏オープン
男子シングルス
4回戦
【トップハーフ】
○ロジャー・フェデラー(スイス)(1) 6-3 7-6(5) 6-2 ●スタニスラス・ワウリンカ(スイス)(20)
○ロビン・ソデルリング(スウェーデン)(5) 6-4 6-4 6-2 ●マリン・チリッチ(クロアチア)(10)
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○トーマス・ベルディハ(チェコ)(15) 6-4 7-5 6-3 ●アンディ・マリー(英国)(4)
○ミハイル・ユージニー(ロシア)(11) 6-2 Ret. ●ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)(8)
【ボトムハーフ】
GABASHVILI, Teimuraz(ロシア)(Q) vs ユルゲン・メルツァー(オーストリア)(22)
ロビー・ジネプリ(米国) vs ノバク・ジョコビッチ(セルビア)(3)
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フェルナンド・ベルダスコ(スペイン)(7) vs ニコラス・アルマグロ(スペイン)(19)
トーマス・ベルッチ(ブラジル)(24) vs ラファエル・ナダル(スペイン)(2)
3回戦
【トップハーフ】
○ロジャー・フェデラー(スイス)(1) 6-4 6-0 6-4 ●REISTER, Julian(ドイツ)(Q)
○スタニスラス・ワウリンカ(スイス)(20) 6-3 6-4 6-1 ●ファビオ・フォニュイーニ(イタリア)