★グランド・スラム
■Wimbledon - Wimbledon, Great Britain (Grass)
英国のロンドンで開催されている芝の4大大会、ウィンブルドン選手権(賞金総額13,725,000ユーロ、芝)が22日、大会2日目を迎え、日本期待の錦織圭(20歳)が登場、世界ランク1位のラファエル・ナダル(24歳、スペイン)相手に 2-6 4-6 4-6 のストレートで敗れ、2年振りのウィンブルドンは初戦敗退となった。
この日、錦織は第1セットの立ち上がりの最初のサービスゲームを、40-0 からブレークされ落とすと、第7ゲームでもブレークを許し 2-6 で第1セットを落とした。
第2セットに入ると、両者ともにサービスをキープして試合は進んだ。錦織はドロップショットやボレーなど多彩なショットで観客を沸かすが、4-4 で迎えた第9ゲーム、リードしてからのサービスが安定せずブレークを許してしまう。そのまま次のゲームをキープされ 4-6 で第2セットを落とした。
流れを変えたい第3セット、ナダルの勢いは止まらず最初のゲームをブレークされてしまうが、2-3 で迎えた第6ゲームでこの試合初めてのブレークに成功し 3-3 とする。しかし、ナダルもすぐに次の第7ゲームをブレークバックして流れを引き戻された。なんとか食い下がりたい錦織は得意のエア・ケイ(ジャンピング・フォアストローク)を出すも、ナダルのカウンターにあうなど調子に乗れない展開。そのままナダルがサービス・ゲームをキープして試合を締めくくった。
この試合、ファースト・サービスの確率は錦織63%、ナダル69%と大差ないものの、錦織が大事な場面でファースト・サービスを外す、ダブルフォルトを犯す(錦織は8個)などのプレーが目立った。逆にナダルは要所を鋭いサーブで攻め、錦織にチャンスを与えなかった。アンフォースド・エラーの数は、錦織が35個なのに対し、ナダルは16個と、ナダルが終始、安定したプレーを展開した。
試合経過
第1セット | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | TB | |
錦織圭 | ○ | ○ | 2 | |||||||||||
ラファエル・ナダル | ◎ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ○ | 6 |
第2セット | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | TB | |
錦織圭 | ○ | ○ | ○ | ○ | 4 | |||||||||
ラファエル・ナダル | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ○ | 6 |
第3セット | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | TB | |
錦織圭 | ○ | ○ | ◎ | ○ | 4 | |||||||||
ラファエル・ナダル | ◎ | ○ | ○ | ◎ | ○ | ○ | 6 |
試合時間:2時間5分
※表の見方
○:サービスキープ
◎:サービスブレーク