英国のロンドンで開催されている芝の4大大会、ウィンブルドン選手権(賞金総額13,725,000ユーロ、芝)は25日、大会5日目を迎え、トップハーフの3回戦と、順延で消化できてない2回戦が行われた。いよいよシード勢同士の対戦が始まったこの日、上位シード勢では、昨年の決勝を戦った、第1シードのロジャー・フェデラー(28歳、スイス)と、第5シードのアンディ・ロディック(27歳、米国)、そして、第3シードのノバク・ジョコビッチ(23歳、セルビア)が危なげなく勝ち上がり4回戦に駒を進めた。
また、前日、最長記録となった試合時間11時間5分、3日間に渡る大激戦を制した第23シードのジョン・アイズナー(25歳、米国)は、この日は2回戦に登場。世界ランク49位のティエモ・デ=バッカー(オランダ) と対戦したが、疲れの影響からか精彩を欠き、0-6 3-6 2-6 のストレートで敗れた。試合時間は一転、1時間14分と非常に短い時間で敗れた。
アジア勢では、世界ランク82位の廬彦勲(26歳、台湾)が、1回戦で第11シードのマリン・チリッチ(21歳、クロアチア)を破って勝ち上がってきた世界ランク59位のフロリアン・メイヤー(26歳、ドイツ)と対戦。6-4 6-4 2-1 とリードした所でメイヤーが棄権を申し出たために勝利を手にし4回戦に駒を進めた。廬(ルー)は、日本リーグにも参加しており、日本ファンにも馴染みが深い。
大会6日目となる26日は、ボトムハーフの男子シングルス3回戦などが行われる予定で、上位シード勢では、第2シードのラファエル・ナダル(24歳、スペイン)が登場。第33シードのフィリップ・ペッツシュナー(26歳、ドイツ)と対戦する。過去の対戦成績は、2勝0敗でナダルがリードしている。この試合は、センターコートの第2試合に組まれている。(第1試合の開始は日本時間午後9時)
また、第4シードで地元期待のアンディ・マリー(23歳、英国)は、第26シードのジル・シモン(フランス)と対戦する。シモンは膝の怪我のため昨年のUSオープン以来の4大大会出場となるが、2009年1月には6位までランキングを上げている強豪。マレーには英国に33年振りの栄冠の期待が懸かる。過去の対戦成績は3勝1敗でマリーがリードしている。この試合は、センターコートの第3試合に組まれている。
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グランドスラム:13,725,000ユーロ Wimbledon
男子シングルス
4回戦
【トップハーフ】
ロジャー・フェデラー(スイス)[1] vs ユルゲン・メルツァー(オーストリア)[16]
トーマス・ベルディハ(チェコ)[12] vs BRANDS, Daniel(ドイツ)
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ノバク・ジョコビッチ(セルビア)[3] vs レイトン・ヒューイット(オーストラリア)[15]
廬彦勲(台湾) vs アンディ・ロディック(米国)[5]
【ボトムハーフ】
未決定
3回戦
【トップハーフ】
○ロジャー・フェデラー(スイス)[1] 6-2 6-4 6-2 ●アルノー・クレマン(フランス)
○ユルゲン・メルツァー(オーストリア)[16] 4-6 6-3 6-2 6-4 ●フェリシアーノ・ロペス(スペイン)[22]