4月22日 モナコ。ロレックス・モンテカルロ・マスターズ(ATP1000)
決勝が行われ、錦織圭(日清食品)は世界1位、第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)と対戦。残念ながら3-6、2-6で敗れ、4大大会に次ぐ格付けのATPマスターズ初制覇はならなかった。
第1セット、簡単にキープするナダル。
対する錦織は5回目のデュース、11分をかけて1-1とキープする。が第3ゲームを先にブレーク。
ひょっとしたら錦織が勝つのではと期待させる素晴らしいテニスを見せる。
しかし、そこからナダルは3ゲーム連取。錦織は第1セットを3-6で落とした。
第2セット序盤からナダルが圧倒。第3、第5ゲームを連続でブレークする。
錦織も踏ん張り随所に錦織らしいファンを魅了するテニスを見せるが赤土の王者ナダルを崩すことはできなかった。
3試合連続でフルセットを戦い抜いた錦織。決勝までに要した試合時間の合計はナダルの倍。
前日の準決勝後には「正直、脚の方がきつい」ともらすなど疲れはたまっていた。
「非常に楽しい1週間だった。支えてくれたチームに感謝。またラファ(ナダル)にチャレンジしたい」と錦織。
優勝したナダルはモンテカルロオープンで11度目の優勝。
敗れてしまったが、錦織は今大会、準々決勝で世界3位のM・チリッチ(クロアチア)、準決勝では世界4位のA・ズベレフ(ドイツ)を下し、ATPマスターズ1000大会では2016年7月のカナダオープン以来の決勝進出。
昨年8月に右手首を痛め、今年2月にツアー復帰。マスターズ初優勝こそ逃したが、元気に復帰した。
次の大会はバルセロナ・オープン、23日から始まる大会。
第14シードの錦織はシードされ、2回戦から。
杉田祐一(三菱電機)が1回戦を勝ち上がると、錦織圭対杉田祐一の対戦が実現する!
その後には3回戦でまたナダルが待っている。
バルセロナオープンドロー
<<決勝>>
〇1]R.NADAL 63 62 ●錦織圭
<<準決勝>>
〇1]R.NADAL 64 61 ●4]G.DIMITROV
〇錦織圭 36 63 64 ●3]A.ZVEREV
<<準々決勝>>
〇1]R.NADAL 60 62 ●5]D.THIEM
〇4]G.DIMITROV 64 76(5) ●4]D.GOFFIN
〇3]A.ZVEREV 46 62 75 ●R.GASQUET
〇錦織圭 64 76(1) 63 ●2]M.CILIC
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記事:塚越亘/塚越景子 写真:H.Sato/TennisJapan