9月4日、米国はニューヨークで開催されている今季最後の4大大会、USオープン(賞金総額10,508,000ドル、ハード)の大会6日目、男子シングルスの3回戦が行われ、日本期待の錦織圭(20歳)が、第21シードで世界ランク23位のアルベルト・モンタネス(29歳、スペイン)と対戦したが、第1セットを2-6で失い、第2セットの第3ゲームが終了した時点で、錦織がリタイア(棄権)を申し出た。


強い風の中で行われた試合。第1セット、錦織は立ち上がりの第1ゲームで、自身のサービスゲームを40-0から逆転でブレークを許してしまうと、第6ゲームでも再びモンタネスにブレークを許し、2-6で失った。錦織のアンフォースドエラー(凡ミス)は10本を数え、本来の錦織らしさが出せない展開で失った。
第2セットは、第1ゲームをキープに成功し、ゲームカウント1-1で迎えた錦織のサービスゲームで先にブレークを許し1-2とされると、チェンジコートの際に棄権を申し出た。2回戦で、第11シードで世界ランク13位のマリン・チリッチ(21歳、クロアチア)をフルセットの4時間59分で下した際に痛めた、左足つけ根の故障が影響した模様。
錦織の3回戦は、残念ながら試合時間38分で終わった。2008年に当時第4シードのダビド・フェレール(28歳、スペイン)を下し16強入りしたのに続いての4回戦進出はならなかった。

試合経過
第1セット 10 11 12 TB  
錦織圭                      
アルベルト・モンタネス              
第2セット 10 11 12 TB  
錦織圭     棄権                  
アルベルト・モンタネス                      

試合時間:38分
※表の見方
 ○:サービスキープ
 ◎:サービスブレー