★WTA女子テニスツアー(WTA Premier)
■TORAY PAN PACIFIC OPEN, Tokyo, Japan (Hard/Outdoors)
9月27日、東京都江東区有明テニスの森で開催されているWTA女子プレミア大会東レ・パンパシフィック・オープン(賞金総額$2,000,000、ハード)は、女子シングルス1回戦が行われ、明日で40歳を迎えるクルム伊達公子(39歳)が第12シードで世界ランク15位のマリア・シャラポワ(23歳、ロシア)を 7-5 3-6 6-3 のフルセットで下し、見事に初戦を突破した。


この試合、クルム伊達は第1セットを3度のブレークを奪い 7-5 で先取する。しかし、第2セットに入ると2ゲーム目でシャラポワに先にブレークを許してしまい 0-3 と追いかける展開になる。このセットは、そのまま押し切られ 3-6 で落としイーブンになる。勝負のファイナルセット、お互いにサービスをキープで迎えた 2-2 でシャラポワが先にブレークに成功する。しかし、この日のクルム伊達は簡単には引き下がらず、すぐに取り返しブレークバックに成功、3-3 とする。自らのサーブをキープして迎えた 4-3 で更にブレークに成功、5-3でのサービス・フォー・ザ・セットをキープに成功し、昨年の覇者、シャラポワを下す大金星を挙げた。
シャラポワは、サーブの調子が上がらず、7個のエースを奪ったが、11個のダブルフォルトを数えた。
勝ったクルムは、2回戦では、ダニエラ・ハンチュコバ(27歳、スロバキア)と対戦する。両者は昨年、クルム伊達が優勝を飾ったハンソル韓国オープンで一度だけ対戦があり、クルム伊達がフルセットの末に勝利している。
また、この日の第1試合に組まれていた奈良くるみ(18歳)と世界ランク36位のヤロスロワ・シュウェドワ(23歳、カザフスタン)の一戦は、4-6 6-2 6-1 でヤロスロワに軍配が上がった。奈良は、第1セットこそ3度のブレークで 6-4 と先取するも、第2セット以降はヤロスロワの高いサービスゲームでのポイント獲得率に苦しめられ、1度もブレークを奪えず、逆転を許し敗退した。
クルム伊達は森田あゆみ(20歳)と組んでダブルスにも出場している。初戦では第1シードのヒセラ・ドゥルコ(25歳、アルゼンチン)/フラビア・ペンネッタ(28歳、イタリア)組と対戦する。
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