★ITF女子テニス10万ドル大会
■楽天ジャパンオープン(ハード)
10月4日から10日まで、東京都江東区有明テニスの森で開催されるITF女子10万ドル大会、楽天ジャパンオープン・テニス・チャンピオンシップス(賞金総額$100,000、ハード)の組み合わせ抽選会が2日、実施された。
その第1シードには、世界ランク52位のイベタ・ベネソバ(27歳、チェコ)が入るなど、世界100位以内の選手が5人も名を連ねた。その内の一人、第4シードで世界ランク98位の森田あゆみ(20歳)は、初戦で世界ランク172位のVANDEWEGHE, Coco(18歳、米国)と対戦する。ランクでは格下のVANDEWEGHEだが、前週に行われた東レ・パンパシフィック・オープンでは予選を勝ち上がり、本戦で世界14位のアラバン・レゼー(23歳、フランス)を下すなどの活躍で8強入りした選手。初戦から好カードの組み合わせとなった。


そして今大会、第2シードに入ったのは、世界ランク95位のエレナ・ドキッチ(27歳、オーストラリア)。ドキッチは2000年のウィンブルドン選手権でBEST4に入り、2002年には自己最高ランク4位まで駆け上がった実力者。奇行の目立つ父親や国籍の問題で一時はランキング大きく落としたが、さまざまな問題を乗り越え徐々に復活の兆しが見えてきた。今大会でも注目が集まる選手の一人となる。
また、ITF大会ということもあり本戦から日本勢が11人も登場、注目は膝の怪我でツアーを離れていた中村藍子(26歳)の復帰。2007年には自己最高ランク47位をマークしたが、公式戦は昨年の8月から遠ざかっており、今大会は約1年振りの試合となる。注目の初戦は、第8シードで世界ランク115位のアルバータ・ブリアンティ(30歳、イタリア)との対戦となった。
今年のウィンブルドン選手権ジュニア部門で準優勝に輝き、脚光を浴びた石津幸恵(18歳)は、第3シードで世界ランク97位のマグダレナ・リバリコワ(21歳、スロバキア)と対戦する。前週の東レに引き続き世界100位以内の選手と対戦する石津、一般大会の舞台での戦いに注目が集まる。
その他では、第7シードで奈良くるみ(18歳)が登場、初戦ではワイルドカード(主催者推薦)で出場の大前綾希子(17歳)と対戦する。また、土居美咲(19歳)、瀬間友里加(23歳)、米村知子(28歳)、不田涼子(23歳)、波形純理(28歳)、藤原里華(29歳)が登場。
注目の本戦は、10月4日から始まる。
ライブスコア⇒こちら(大会公式サイト)

ITF: $100,000 Rakuten Japan Open

シングルス
1回戦

【トップハーフ】
イベタ・ベネソバ(チェコ) [1] vs PANOVA, Alexandra(ロシア)
SAVCHUK, Olga(ウクライナ) vs LUZHANSKA, Tetiana(ウクライナ)(SR)
土居美咲 vs CASTANO, Catalina(コロンビア)
瀬間友里加(WC) vs タマリネ・タナスガーン(タイ)[5]