東京有明テニスの森で開催されている楽天ジャパンオープンは大会4日目となった7日、ラファエル・ナダル(24歳、スペイン)の試合観戦に、62連勝の横綱、白鵬が訪れた。また、試合前のサイドを決めるコイントスも担当、場内を沸かせた。白鵬はインタビューで、ナダルやテニスについて語った。
テニス観戦について:
「モンゴルのテニス協会会長から電話を頂き、大会側から招かれてきた。テニス観戦は初めて。ただ、名古屋場所の間もウィンブルドンを時々テレビで見ていた」
ナダルについて:
「テニス界の横綱という感じがした。急に決まったことだが、もっと深く仲良くなりたい。(相撲に代表される)日本の伝統文化を少しでも知って欲しいし、教えていきたいと思った」
ナダルが生涯グランドスラムを達成したことについて:
「自分も4場所連続で優勝しているし、連勝を続けている。いい友人になりたいと思った。姿を見て改めて素晴らしい選手と感じた。テニス勘がずば抜けていると感じた。足腰が素晴らしい。普通に見えるがテニスをやるために生まれてきたのだろう。何をやってもできると思う。素晴らしい選手の姿を見て、自分も九州場所に向けて頑張っていきたいと思った」
フェデラーのファンだったことについて:
「世代も近いので。でも、生で見たことが大きかったのかな、ナダルのファンになった」
また、試合後の記者会見では、ナダルは横綱からプレゼントされたカレンダーを披露した。
※写真上段:試合前のコイントスを終えて、左からラオニック、白鵬、ナダル。
下段:記者会見にて、左は川廷トーナメントディレクター、右はナダル
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