★WTA女子テニスChampionships
■$600,000 Commonwealth Bank Tournament of Champions, Bari, Indonesia (Indoor/Hard)
11月7日、インドネシアはバリで開催されているWTA女子世界ツアーの最終戦、コモンウェルズ・バンク・トーナメント・オブ・チャンピオンシップ(室内、ハード)の3位決定戦が行われ、ワイルドカード(大会主催者推薦)で出場のクルム伊達公子(40歳)が、同じくワイルドカードで出場の世界ランク31位のダニエラ・ハンチュコバ(27歳、スロバキア)を 7-5 7-5 のストレートで下し、見事3位で大会を終えた。


準決勝で元世界女王のアナ・イバノビッチ(23歳、セルビア)に惜敗したクルム伊達、この日は心機一転、ハンチュコバとの3位決定戦に挑んだ。ハンチュコバとは、9月に東京で開催された東レ・パンパシフィック・オープン2回戦で対戦しており、その時は 2-6 6-0 4-0 の時点でハンチュコバの棄権により勝利していた。
この日は第1、2セットともにハンチュコバを1ブレーク差で押し切り、1時間57分の接戦を制した。クルムは最終的に3位という結果で、WTAランキングポイント180点を手にした。
今大会の優勝者は、決勝戦でアリサ・クレイバノワ(21歳、ロシア)を 6-2 7-6(5) で下したイバノビッチ。先月にオーストリアで開催されたジェネラーリ女子(賞金総額$220,000、ハード)に続き、ツアー10勝目となる今季2勝目を手にした。
クルム伊達は、12日から中国の広州で開催される第16回アジア競技大会に参加する。オリンピック同様に4年に1度開催される同大会では、42競技476種目のさまざまな競技が行われ、45の国と地域から参加する選手たちが、金メダルを目指す大規模な大会となっている。

WTA: $600,000 Commonwealth Bank Tournament of Champions

シングルス
決勝

アナ・イバノビッチ(セルビア)(WC) 6-2 7-6(5) ●アリサ・クレイバノワ(ロシア)

3位決定戦

クルム伊達公子(日本)(WC) 7-5 7-5 ●ダニエラ・ハンチュコバ(スロバキア)

準決勝

アナ・イバノビッチ(セルビア)(WC) 7-5 6-7(5) 6-2 ●クルム伊達公子(日本)(WC)
アリサ・クレイバノワ(ロシア) 6-3 6-1 ●ダニエラ・ハンチュコバ(スロバキア)

準々決勝

クルム伊達公子(日本)(WC) 6-4 3-6 6-4 ●李娜(中国)[1]
アナ・イバノビッチ(セルビア)(WC) 6-0 6-1 ●アナスタシア・パブリュチェンコワ(ロシア)[3]