11月22日付け男子ツアーの最新世界ランキングで、日本期待の錦織圭(20歳)が99位にランクインした。これで、錦織は自身の掲げる「年内に世界ランク100位以内」という目標を達成したことになる。
また、これにより来年1月17日からオーストラリアで開催される4大大会、全豪オープンの本戦出場に大きく近づいた。全豪オープン本戦出場の可否は、本戦エントリの締め切りが6週間前であるため、来月の12月6日付け世界ランクで決まることとなる。


9月と10月に行われたアジアツアーでは、3大会連続で初戦負けを喫し不本意な結果に終わった錦織。しかし、11月に米国で開催された男子テニス・チャレンジャー大会に3週連続で出場し、第1週のシャーロッツビルCHはベスト8、第2週のノックスビルCHは優勝、第3週のシャンペーンCHは2回戦敗退という結果で、ランキングポイントを合計102点獲得、世界ランクを大きく上げ世界100位以内を決めた。
この3連戦で今年の試合を終えた錦織はこれからオフの時期を迎え、来シーズンに向け調整に入る。今年2月のデルレイビーチ国際大会で肘の怪我から復帰後、年間を通して大きな怪我なく今シーズンを戦い切った錦織は、フィジカル面や精神面での成長が伺える。来年の更なる飛躍に期待が集まる。
またその他の日本男子では、先の全日本テニス選手権大会で初優勝を飾った杉田祐一(22歳)が、タイで開催されている男子テニス・フューチャーズ大会を2週連続で優勝し、ランキングポイント36点を獲得、11月22日付け世界ランクを206位とし、日本人選手で4位に位置した。