27日、英国はロンドンで開催されている男子テニスのツアー最終戦、年間成績の上位8選手で競われるATPワールド・ツアー・ファイナルの準決勝が行われ、ラウンドロビンを共に1位で勝ち上がった、ラファエル・ナダル(24歳)と、ロジャー・フェデラー(29歳)が勝ち上がり、本日行われる決勝戦で7ヶ月振りに対戦することとなった。


この日の試合、ナダルは、A・マリー(23歳)に7-6(7-5) 3-6 7-6(8-6)と苦しみながらも勝利、一方のフェデラーは、USオープンの準決勝で敗れたN・ジョコビッチ(23歳)に、6-1 6-4 で完勝した。フェデラーはラウンドロビンでの戦いも含め1セットも失うことなく勝ち上がってきており好調さが伺える。
この結果、決勝戦は、2010年5月9日スペインのマスターズ1000大会(クレイ)以来となる両雄の対決となった。(6-4,7-6(7-5) でナダルが勝利)
今シーズン、ナダルは全豪を除く全仏、ウィンブルドン、USオープンで優勝しており、生涯グランドスラムも達成した。グランドスラムの優勝回数も9つに伸ばした。
一方のフェデラーは、全豪オープンで優勝を挙げ最多優勝記録を16に伸ばしたものの、それ以降のグランドスラム大会は決勝に進むことができなかった。2010年6月7日に再びナダルに1位の座を奪われ、現在2位のフェデラーとの差は、3,805ポイントと差を広げられている。
来年8月で30歳を迎えるフェデラー、来シーズンを占う意味でも、最終戦、ナダルとの対戦は大きな意味を持ちそうだ。
両者のこれまでの対戦成績は、14勝7敗でナダルがリードしている。
注目の両雄対決は、日本時間29日(月)午前2時30分に開始される。
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ATPワールドツアー・ファイナルズ

シングルス 決勝

R・ナダル[1] vs R・フェデラー[2]
※日本時間29日午前2時30分に開始

シングルス 準決勝

R・ナダル[1] 7-6(5) 3-6 7-6(6) ●A・マリー[5]
※日本時間27日午後11時開始
R・フェデラー[2] 6-1 6-4 ●N・ジョコビッチ[3]
※日本時間28日午前5時以降に開始

シングルス ラウンドロビン◆Aグループ
選手 R・ナダル N・ジョコビッチ T・ベルッチ A・ロディック 勝敗 得失セット 順位
R・ナダル - 2-0 2-0 2-1 3-0 6-1
N・ジョコビッチ 0-2 - 2-0 2-0 2-1 4-2
T・ベルッチ 0-2 0-2 - 2-0 1-2 2-4
A・ロディック 1-2 0-2 0-2 - 0-3 1-6
シングルス ラウンドロビン◆Bグループ
選手 R・フェデラー R・セーデリング A・マリー D・フェレール 勝敗 得失セット 順位
R・フェデラー - 2-0 2-0 2-0 3-0 6-0
R・セーデリング 0-2 - 0-2 2-0 1-2 2-4
A・マリー 0-2 2-0 - 2-0 2-1 4-2
D・フェレール 0-2 0-2 0-2 - 0-3 0-6

(テニスナビ)