nishikori_uniqlo_1.jpg現在行われている今年最初の4大大会、全豪オープンで、日本選手では46年振りの3回戦進出を果たした世界ランク82位の錦織圭(21歳)が、アパレルメーカーのユニクロと5年間のスポンサー契約を締結したことが、26日、都内のホテルで行われた記者会見で発表された。
既に今年のシーズンからユニクロのウェアで試合に臨んでいた錦織は、この契約により、2011年1月1日から5年間、ユニクロのウェアで試合に出場する。


柳井正社長は「ユニクロは2020年に世界一のアパレル業者になることを目指す。日本発で世界一を目指すという部分で、錦織選手と共通する」と語った。柳井社長は家族もテニスを楽しむということで、テニスに関する興味も深く、錦織選手への大きな期待から契約年数も5年と長いものになった。
錦織は「自分の意見を取り入れてもらい、着心地がいいウェアとなった。グランドスラム優勝、世界1位という目標が、ユニクロの世界一と一致した」と語った。
柳井社長は、ユニクロはスポーツウェアを投入していくのかという質問に対し「カジュアルと、スポーツの垣根は無い。ジャンルにこだわることはない」とも語った。
会見の中で錦織は、今年の目標について「TOP50位に出来るだけ早く入ること」、一番対戦してみたい選手として「ロジャー・フェデラー、どこまで通用するか対戦してみたい」と語った。
全仏オープンの3回戦で対戦し敗れたフェルナンド・ベルダスコ(27歳)について、「心技体、全てにおいてレベルの差を感じた。ベルダスコは2回戦でフルセットを戦っているのに凄かった」と話した。なお錦織は、試合中に臀部を痛めてしまっていたことも明かした。
nishikori_uniqlo_2.jpgなお、今後使用するウェアは、キャップ、ヘッドバンド、ゲームシャツ、ゲームパンツ、リストバンド、ウォームアップ用ジャケット&パンツ、マウンテンパーカー、スポーツバック、トラックジャケット&パンツと多岐に渡っている。
カラーは、赤と白を基調にしており、肩の部分は赤い翼をイメージしたデザインになっている。このウェアの市販化については、今のところ未定という。
テニス界では2009年、先に契約を結んだ国枝慎吾(26歳)に続くものとなった。
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上:錦織圭と、ユニクロ柳井正社長(右)
下:錦織圭とユニクロのウェア
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