3月4日、敵地フィリピンでデビスカップのアジア・オセアニアゾーン・グループⅠの１回戦、日本対フィリピン戦が始り、ワールドブループへの復帰を狙う日本は、シングルスで２勝を挙げ、２回戦進出まであと１勝とした。
初戦に登場したのは世界ランク171位の伊藤竜馬（22歳）、フィリピンのエース、セシル・マミート（34歳）との対戦は５時間を越える激戦となった。30度を越す暑さと80%の湿度の中、セットカウント2-2で迎えた最終セットでは、0-4とリードを許し３つのマッチポイントを凌いでの大逆転勝利だった。これで勢いに乗った日本は、続く第２シングルスでは、エースで世界ランク110位の添田豪（26歳）が、ジョニー・アルシヤ（31歳）を6-3 6-3 6-3 のストレートで一蹴し、日本に２勝目をもたらした。
２日目となる５日は、ダブルス一試合が行われ、デビスカップ初出場となる近藤大生（28歳）がベテランの鈴木貴男（34歳）とペアを組んで臨む。早くも２日目で勝利が決まるか注目が集まる。試合は、日本時間の午後１時に開始される予定。
なお、２回戦で対戦が予定されているニュージーランドとウズベキスタンの一戦は、エースで世界ランク54位のデニス・イストミン（24歳）率いるウズベキスタンが2-0とリードしている。
デビスカップはシングルス４試合、ダブルス１試合で行われ、先に３勝した国の勝利となる。
なお、日本が狙うワールドグループは世界の強豪１６カ国で構成されており、同じ日程で１回戦が始まった。昨年の王者セルビアはインドと1-1に、ラファエル・ナダル（24歳）が率いるスペインはベルギーに2-0とリードを奪った。なお、セルビアは、ノバク・ジョコビッチ（23歳）を欠いた布陣で１回戦を戦っている。
◆関連サイト
デビスカップ公式サイト
ライブスコア（日本テニス協会） セット毎のライブスコアになります
デビスカップ2011・アジア／オセアニアゾーン・グループⅠ １回戦
日本 2-0 フィリピン
３月４日（金）日本時間11：00～
S1 ○伊藤竜馬 6-4 6-7(5) 6-3 6-7(3) 9-7 ●セシル・マミート
S2 ○添田豪 6-3 6-3 6-3 ●ジョニー・アルシヤ
３月５日（土）日本時間13：00～
D1 近藤大生/鈴木貴男 vs ビセンテエルベルト・アナスタ/ジョニー・アルシヤ
３月６日（日）日本時間11：00～
S3 添田 豪 vs セシル・マミート
S4 伊藤竜馬 vs ジョニー・アルシヤ
