3月5日、敵地フィリピンでデビスカップのアジア・オセアニアゾーン・グループⅠの1回戦、日本対フィリピン戦の2日目が行われ、前日シングルスで2勝を挙げた日本は、この日行われたダブルスでは0-3のストレートで敗れ、通算2勝1敗とした。本日行われるシングルス2試合で勝敗が決定する。


後のないフィリピンは前日、伊藤竜馬(22歳)と5時間を越える激戦を演じたフィリピンのエース、セシル・マミート(34歳)が当日のメンバー交代でダブルスに登場、トレト・コンラッド・ユーイ(25歳)と組んで出場した。対する日本は、デビスカップ初出場で、日本ダブルスランキング1位の近藤大生と、ベテランの鈴木貴男が臨んだ。
第1セット、波に乗れない日本は0-5とリードを許す苦しいスタート。第1セットを1-6で失った日本は、タイブレークに突入した第2セットをタイブレーク5-7で落とすと、第3セットも2-6で良いところなく敗れた。サウスポー、ユーイの好調さが目立った試合だった。
いよいよ勝敗は、最終日まで持ち越された。最終日は、シングルス2試合が行われ、まずは、エース対決、世界ランク110位の添田豪(26歳)とセシル・マミート(34歳)が対戦。そして、伊藤竜馬(22歳)がトレト・コンラッド・ユーイ(25歳)と対戦する。
ユーイが好調なだけに、エース対決で決めたい日本。注目の試合は、日本時間午前11時に開始される。
なお、2回戦で対戦が予定されているニュージーランドとウズベキスタンの一戦は、エースで世界ランク54位のデニス・イストミン(24歳)率いるウズベキスタンが3-0で勝ち上がった。
デビスカップはシングルス4試合、ダブルス1試合で行われ、先に3勝した国の勝利となる。
なお、日本が狙うワールドグループは世界の強豪16カ国で構成されており、同じ日程で1回戦が行われている。昨年の王者セルビアはインドと2-1に、ラファエル・ナダル(24歳)が率いるスペインはベルギーに3-0で勝利を決めた。なお、セルビアは、ノバク・ジョコビッチ(23歳)を欠いた布陣で1回戦を戦っている。
◆関連サイト
デビスカップ公式サイト
ライブスコア(日本テニス協会) セット毎のライブスコアになります

デビスカップ2011・アジア/オセアニアゾーン・グループⅠ 1回戦

日本 2-1 フィリピン

3月4日(金)日本時間11:00~

S1 ○伊藤竜馬 6-4 6-7(5) 6-3 6-7(3) 9-7 ●セシル・マミート
S2 ○添田豪 6-3 6-3 6-3 ●ジョニー・アルシヤ

3月5日(土)日本時間13:00~

●D1 近藤大生/鈴木貴男 1-6 6-7(5) 2-6 ○セシル・マミート/トレト・コンラッド・ユーイ

3月6日(日)日本時間11:00~

S3 添田 豪 vs セシル・マミート
S4 伊藤竜馬 vs トレト・コンラッド・ユーイ