★男子テニス・グランドスラム大会
■7,884,000ユーロ Roland Garros 2011, Paris, France (Red Cray)
22日からフランスのパリで開催される4大大会、全仏オープン(クレーコート)のドローが発表された。男子シングルスでは、第1シードのラファエル・ナダル(24歳)と、第2シードのノバク・ジョコビッチ(23歳)の2強が優勝候補となりそうだ。


全仏オープンで5度の優勝実績を持つナダルは、ローランギャロスでは1度しか負けたことがない。一方、開幕から37連勝中で7大会連続優勝のジョコビッチは、クレーコートでは絶対的な強さを誇ったナダルにも、クレーコートの2勝を含め4連勝中と絶好調。今大会で決勝まで進出すれば、たとえナダルが優勝したとしても、世界ランク1位の座を手にする。
ジョコビッチを止める選手は現れるのか、ローランギャロスでは、はやり赤土の王者ナダルが強いのか。優勝の栄冠までは、5セットマッチを7試合戦うグランドスラム大会。これまでの成績だけでは計り知れないものがあるかもしれない。
出場者で過去、全仏オープンの優勝経験があるのは、ナダルとロジャー・フェデラー(29歳)の2人。フェデラーは第3シードとして、ジョコビッチのブロックに配置された。順調に勝ち上がった場合、準決勝でジョコビッチと対戦するドローとなった。
第4シードは、BNLイタリア国際(イタリア/ローマ、クレー)でジョコビッチをあと一歩まで追い詰めたアンディ・マリー(24歳、英国)が4大大会初優勝を虎視眈々と狙う。
日本勢では、期待の星、世界ランク60位の錦織圭(21歳)が、1回戦で同56位の廬彦勲(ルー・エンスン)(27歳、台湾)と対戦する。ルーは長年アジアNo1として活躍してきた選手。アジアNo1を決める対戦としても興味深いドローとなった。両者は初対戦となる。1回戦を勝利すると、シード選手が勝ち上がった場合、第31シードのセルジ・スタホフスキ(25歳、ウクライナ)と2回戦で対戦する。
全仏オープン初出場となった添田豪(26歳)は、第12シードのミハイル・ユージニー(28歳、ロシア)と対戦する。
なお、世界ランク11位のアンディ・ロディック(米国)は、肩の怪我のために出場を見送った。
上位シードは以下の通り。
第1シード:ラファエル・ナダル(24歳、スペイン)
第2シード:ノバク・ジョコビッチ(23歳、セルビア)
第3シード:ロジャー・フェデラー(29歳、スイス)
第4シード:アンディ・マリー(24歳、英国)
第5シード:ロビン・セーデリング(26歳、スウェーデン)
第6シード:トマーシュ・ベルディハ(25歳、チェコ)
第7シード:ダビド・フェレール(29歳、スペイン)
第8シード:ユルゲン・メルツァー(29歳、オーストリア)
◆関連サイト
ライブスコア(大会公式サイト)
◆関連ニュース
全仏オープン最終日 ナダルが2年振り5度目の優勝と、ランキング1位を決定(2010年大会決勝ニュース)

グランドスラム:全仏オープン2011

シングルス
1回戦

※5月21日に予選通過者の選手をドローに組み込みました。
【トップハーフ】
ラファエル・ナダル(スペイン)[1] vs ジョン・イスナー(米国)
サンチアゴ・ジラルド(コロンビア) vs パブロ・アンデュジャー(スペイン)
パブロ・クエバス(ウルグアイ) vs VEIC, Antonio(クロアチア)(Q)
GREMELMAYR, Denis(ドイツ)(Q) vs ニコライ・ダビデンコ(ロシア)[28]
サム・クエリー(米国)[24] vs フィリップ・コールシュライバー(ドイツ)
イワン・リュビチッチ(クロアチア) vs ソムデブ・デバーマン(インド)
ドミトリー・トゥルスノフ(ロシア) vs グザビエ・マリス(ベルギー)
フアン・モナコ(アルゼンチン) vs フェルナンド・ベルダスコ(スペイン)[16]
マーディ・フィッシュ(米国)[10] vs ヒカルド・メロ(ブラジル)
ダニエル・ヒメノ(スペイン) vs ロビン・ハース(オランダ)
ジェレミー・シャルディー(フランス) vs グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)
マイケル・ラッセル(米国) vs ジル・シモン(フランス)[18]
マルコス・バグダティス(キプロス)[27] vs フレデリコ・ジル(ポルトガル)
レオナルド・メイヤー(アルゼンチン)(Q) vs BROWN, Dustin(ドイツ)
RAMOS, Albert(スペイン)(Q) vs MARTI, Javier(スペイン)(Q)
ベンヤミン・ベッカー(ドイツ) vs ロビン・セーデリング(スウェーデン)[5]
アンディ・マリー(英国)[4] vs PRODON, Eric(フランス)(Q)
シモーネ・ボレリ(イタリア)(LL) vs フランク・ダンチェビッチ(カナダ)(Q)
アルノー・クレマン(フランス)(WC) vs フィリッポ・ボランドリ(イタリア)
ミヒャエル・ベラー(ドイツ) vs ミロス・ラオニック(カナダ)[26]
アレクサンドル・ドルゴポロフ(ウクライナ)[21] vs ライナー・シュットラー(ドイツ)
HAIDER-MAURER, Andreas(オーストリア) vs ライアン・スウィーティング(米国)
KAMKE, Tobias (ドイツ) vs オリビエ・ロクス(ベルギー)
ジュリアン・ライスター(ドイツ) vs ビクトル・トロイツキ(セルビア)[15]
ニコラス・アルマグロ(スペイン)[11] vs ルカシュ・クボット(ポーランド)(Q)
カルロス・ベルロク(アルゼンチン) vs バーナード・トミック(オーストラリア)
ポティート・スタラーチェ(イタリア) vs アレハンドロ・ファリャ(コロンビア)(Q)
イゴール・クニツィン(ロシア) vs フロリアン・メイヤー(ドイツ)[20]
ケビン・アンダーソン(南アフリカ)[32] vs ニコラ・マウー(フランス)
フアンイグナシオ・チェラ(アルゼンチン) vs SMYCZEK, Tim(米国)(WC)
ROGER-VASSELIN, Edouard(フランス)(WC) vs ROSOL, Lukas(チェコ)(Q)
アンドレアス・ベック(ドイツ)(LL) vs ユルゲン・メルツァー(オーストリア)[8]
【ボトムハーフ】
ダビド・フェレール(スペイン)[7] vs ヤルコ・ニエミネン(フィンランド)
ジュリアン・ベネトー(フランス) vs ルイ・マシャド(ポルトガル)
錦織圭 vs 廬彦勲(台湾)
GUEZ, David(フランス)(Q) vs セルジ・スタホフスキ(ウクライナ)[31]
ミカエル・ロドラ(フランス)[22] vs スティーブ・ダルキス(ベルギー)(Q)
フィリップ・ペッツシュナー(ドイツ) vs ミーシャ・ズベレフ(ドイツ)
エイドリアン・マナリノ(フランス) vs RUFIN, Guillaume(フランス)(WC)
ビヨン・パウ(ドイツ)(Q) vs ガール・モンフィス(フランス)[9]
スタニスラス・ワウリンカ(スイス)[14] vs GENSSE, Augustin(フランス)(Q)
SCHOOREL, Thomas(オランダ)(Q) vs マキシモ・ゴンザレス(アルゼンチン)
フロラン・セラ(フランス) vs イーゴリ・アンドレエフ(ロシア)
ヤン・バチェク(チェコ) vs ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)[17]
ヤンコ・ティプサレビッチ(セルビア)[29] vs ブライアン・ダブル(アルゼンチン)
イワン・ドディグ(クロアチア) vs ペレ・リバ(スペイン)
MILLOT, Vincent(フランス)(WC) vs TEIXEIRA, Maxime(フランス)(WC)
フェリシアーノ・ロペス(スペイン) vs ロジャー・フェデラー(スイス)[3]
トマーシュ・ベルディハ(チェコ)[6] vs ステファン・ロバート(フランス)(Q)
ファビオ・フォニュイーニ(イタリア) vs デニス・イストミン(ウズベキスタン)
トミー・ハース(ドイツ) vs ILHAN, Marsel(トルコ)(LL)
ロバート・ケンドリック(米国) vs ギリェルモ・ガルシアロペス(スペイン)[30]
マリン・チリッチ(クロアチア)[19] vs ルーベン・ラミレスイダルゴ(スペイン)
レイトン・ヒューイット(オーストラリア) vs アルベルト・モンタネス(スペイン)
ダニエル・ブランズ(ドイツ) vs ミハイル・ククシキン(カザフスタン)
添田豪 vs ミハイル・ユージニー(ロシア)[12]
リシャール・ガスケ(フランス)[13] vs ラデク・ステパネク(チェコ)
BOGOMOLOV JR., Alex(米国)(LL) vs マルセル・グラノジェルス(スペイン)
ティムラズ・ガバシュビリ(ロシア) vs アンドレアス・セッピ(イタリア)
アンドレイ・ゴルベフ(カザフスタン) vs トーマス・ベルッチ(ブラジル)[23]
フアンマルティン・デルポトロ(アルゼンチン)[25] vs イボ・カロビッチ(クロアチア)
エルネスツ・ガルビス(ラトビア) vs ブラズ・カブチッチ(スロベニア)
PAIRE, Benoit(フランス)(WC) vs ビクトル・ハネスク(ルーマニア)
ティエモ・デ=バッカー(オランダ) vs ノバク・ジョコビッチ(セルビア)[2]
※カッコ[ ]内数字はシード順位、Q:予選通過者、WC:主催者推薦出場、SE:予選免除、LL:予選敗者からの繰上