kunieda_20110521.jpg21日、福岡県飯塚市で行われている車いすテニスの国際大会、ジャパンオープンのシングルス準決勝が行われ、第1シードで世界ランク1位、大会5連覇中の国枝慎吾(26歳)と、第2シードで同8位の齋田悟司(39歳)が共にストレート勝ちを収め、決勝戦に進出した。


国枝は、第7シードで国枝と同じく攻撃的なテニスが持ち味の、眞田卓(25歳)を、6-0 6-2で、第2シードの齋田は、第3シードのベン・ウィークス(26歳、オーストラリア)を、6-3 6-0で下しての決勝進出となった。
国枝は、4大大会でもシングルスでは12連続優勝中(全豪、全仏、全米)で、「世界の国枝」として長年、車いすテニス界に君臨している。
国枝の攻撃的なテニスは、それまで、レシーバー優位とされた車いすテニスを一変させた。
強靭な上半身から放たれる得意のサービスは160kmを超え、サービスエースを奪う。2バウンドまで許されるストロークでも、一般テニスと同じく1バウンドで捕らえ、攻撃的なストロークで相手を追い込み、チャンスがあれば積極的にネットをとる。力強いテニスだけでなく、華麗なチェアワーク(車いす操作)も、国枝の魅力だ。
大会6連覇を成し遂げ、赤土の4大大会、全仏オープン(フランス/パリ、クレー)へ向うことになるか、ベテラン齋田が国枝を慌てさせることができるのか。
決勝戦は、22日午前11時に開始され、その模様は、インターネットでライブ中継される。
※写真撮影:福井正興、写真はクリックで拡大
◆関連サイト
インターネットライブ中継(モバチュウ)
車いすテニスのルール