★女子テニス・グランドスラム大会
■7,780,000ユーロ Roland Garros 2011, Paris, France (Red Cray)
27日、フランスのパリで開催されている4大大会、全仏オープン(クレーコート)の女子シングルス3回戦で、第1シードで世界ランク1位のキャロライン・ウォズニアッキ(20歳、デンマーク)が、第28シードのダニエラ・ハンチュコバ(28歳、スロバキア)に、1-6 3-6のストレートで敗れる波乱が起きた。
4大大会初優勝を狙っていた無冠の女王ウォズニアッキ。過去3勝0敗で、しかも1セットも与えていなかったハンチュコバに足をすくわれた。第1セットは2つのブレークを奪われ1-6で失うと、第2セットも0-4とリードを許す。そこから1つブレークバックをしたものの、結局、3-6でセットを失い試合終了となった。
ハンチュコバはウォズニアッキから26個のウィナーを奪っての快勝となった。(ウォズニアッキは8個)
前日、2回戦で第2シードのキム・クライシュテルス(27歳、ベルギー)が、世界ランク114位のアランツァ・ルス(20歳、オランダ)に、6-3 5-7 1-6の逆転で敗れたのに続き、2日連続で優勝候補が敗れる大波乱となった。
勝ったハンチュコバは昨年の大会では4回戦まで進出しており、今シーズンもハードコートの大会で1勝を挙げており好調だ。
バウンドしてからの球速が遅く、足元が滑るコートは、4大大会でもっとも勝ち上がるのが難しいとされる。上位選手も、ちょっとした気の緩みから下位の選手に足をすくわれることも多く、「赤土には魔物が棲む」と昔から言われてきた。
大会6日目にして早くも第1シードが敗退し、優勝争いは、益々わからなくなってきた。