★グランド・スラム
■Wimbledon – Wimbledon, Great Britain (Grass)
22日、英国のロンドンで開催されている芝コートの4大大会、ウィンブルドン選手権(賞金総額14,600,000ポンド、芝)は大会3日目を迎え、女子シングルスの2回戦でクルム伊達公子(40歳)が、第23シードのビーナス・ウィリアムズ(31歳、米国)と対戦、7-6(8-6) 3-6 6-8 の逆転で惜しくも敗れ、3回戦進出はならなかった。


ビーナスはウィンブルドンで5度の優勝を誇る元世界女王、全豪オープンの後に怪我でツアーを離脱、4か月半振りに、芝シーズンにコートに帰ってきた。
初対戦となった一戦。第1セット、クルム伊達は最高の立ち上がりを見せた。第1ゲームでビーナスのサービスをラブ(0)ゲームでブレークに成功すると、第3ゲームも再びブレーク。第4ゲームにブレークバックされたものの、ビーナスにサービスキープを許さず第5ゲームもブレークし、5-1とリードを広げた。ビーナスはクルム伊達の切れのあるプレーに翻弄されていた。
しかしビーナスは、徐々にプレーの質を上げ、途中クルムのセットポイントも凌ぎ5ゲームを連取、6-5とした。その後はクルム伊達がサービスキープに成功し、勝負はタイブレークに突入。そのタイブレークではクルム伊達が先にリードを奪う展開で、8-6でものにした。
熱戦となった第1セットは1時間を越え、ウィナー(エース)の数はクルム伊達が26に対し、ビーナスは16と、クルム伊達が大きく上回った。
第2セット、第3ゲームで先にブレークに成功したのはビーナス。その後はお互いにサービスキープを続け、ビーナス5-3で迎えた伊達のサービスゲームを再びビーナスがブレークし6-3でセットを奪い返した。
勝負の懸かった第3セットはタイブレークが無い。このセットも第2ゲームに先にビーナスがブレーク。しかし第3ゲームでクルム伊達がブレークバックし、すぐに追いついた。その後は両者サービスキープを続け、6-7で迎えたクルム伊達のサービスゲーム。これまで高い集中力でサービスキープを続けてきたクルム伊達だったが、ミスが続き15-40とダブルのマッチポイントを握られると、そのままブレークを奪われ、まもなく3時間になろうとしていた試合に終止符が打たれた。
この試合、クルム伊達は、75%の高い確率でファーストサービスを成功させ、ビーナスの45本を上回る46本のウィナーを奪った。残念ながら試合には敗れたが、ビーナスを追い詰めたクルム伊達には、会場から大きな拍手が贈られた。
勝ったビーナスは、3回戦では、マリア・ホセ・マルチネス・ サンチェス(28歳、スペイン)とモニカ・ニクルスク(23歳、ルーマニア)の勝者と対戦する。

試合経過
第1セット 10 11 12 TB  
クルム伊達            
ビーナス            
第2セット 10 11 12 TB  
クルム伊達                    
ビーナス              
第3セット 10 11 12 13 14
クルム伊達                
ビーナス            

試合時間:2時間55分
※表の見方
 ○:サービスキープ
 ◎:サービスブレーク