8日、男子テニスの国別対抗戦、デビスカップのアジア・オセアニアゾーン・グループⅠの2回戦、日本対ウズベキスタン戦が、兵庫県三木市のブルボンビーンズドーム(室内ハードコート)で始まり、初日はシングルス2試合が行われた。日本は、伊藤竜馬(23歳)は敗れたが、錦織圭(21歳)が勝利、1勝1敗とした。
第1試合に登場した世界ランク111位の伊藤は、ウズベキスタンのエース、同68位のデニス・イストミン(24歳)と対戦。3セットともに1ブレーク差の4-6 4-6 4-6で敗れた。イストミンは2010年にはランキングを39位まで上げている強豪で、伊藤は地元の利を活かしたかったが、実力の差を見せつけられる結果となった。
続く第2試合、日本のエースで世界ランク50位の錦織は、同294位のファリヒ・ドゥストフ(25歳)と対戦。第1セットはタイブレークの末に6-7(3)で失うが、続くセットを 6-3 6-1で奪い返しリードしたところで、ドゥストフが足の故障で棄権を申し出た。
ウズベキスタンは、初日にドゥストフが故障で終わったのは、痛い結果となった。
これで初日は1勝1敗。日本にとっては良くも悪くもない結果となった。大会2日目となる土曜日は、ダブルス1試合が行われ、このダブルスに勝利した国が勝利に王手をかける。
日本チームは、錦織/添田豪(26歳)組の布陣で臨む。錦織はデビスカップ初のダブルス出場となるが、今シーズンは全仏オープン、ウィンブルドン選手権でもダブルスで勝利を挙げている。添田とは、昨年の楽天ジャパンオープン以来のペアとなる。
デビスカップは5セットマッチで行われ、先に3勝を挙げた国が勝利国となる。この対戦に勝利した国が、世界の強豪16カ国から構成されるワールドグループとの入替戦に進む。日本は1985年以来となるワールドグループへの復帰を狙う。
登録メンバーは以下の通り。( )内順位はシングルス世界ランキング。
◆日本
錦織圭(21歳、50位)
伊藤竜馬(23歳、111位)
添田豪(26歳、131位)
近藤大生(28歳、411位)
◆ウズベキスタン
デニス・イストミン(24歳、 68位)
ファリヒ・ドゥストフ(25歳、294位)
ムラド・イノヤトフ(26歳、582位)
サルバル・イクラモフ(26歳、952位)
デビスカップ2011・アジア/オセアニアゾーン・グループⅠ 2回戦
日本 1-1 ウズベキスタン
7月8日(金)
シングルス1 ●伊藤竜馬 4-6 4-6 4-6 ○デニス・イストミン
シングルス2 ○錦織圭 6-7(3) 6-3 6-1 リタイア ●ファリヒ・ドゥストフ
7月9日(土) 午後1時開始
ダブルス 錦織圭/添田豪 vs デニス・イストミン/ムラド・イノヤトフ
7月10日(日) 午前11時開始
シングルス1 錦織圭 vs デニス・イストミン
シングルス2 伊藤竜馬 vs ファリヒ・ドゥストフ
※対戦相手は、デビスカップの規定により、変更になる場合もあります。