★女子テニス・WTA Premier大会
■$721,000 Bank of the West Classic, Stanford, CA, USA(Hard)
28日、米国のカリフォルニア州スタンフォードで開催されている世界ツアー、バンク・オブ・ウエスト・クラシック(ハードコート)のシングルス2回戦が行われ、1回戦で第7シードのアナ・イバノビッチ(23歳、セルビア)を下した世界ランク50位の森田あゆみ(21歳)が、予選から勝ち上がってきたウルシュラ・ラドワンスカ(20歳、ポーランド)を、4-6 7-5 6-1の逆転で下し、準々決勝に駒を進めた。
ランキング的には世界ランク191位と格下のウルシュラ・ラドワンスカとの対戦(姉のアグニエシュカ・ラドワンスカは今大会第5シード)。第1セットは1ブレーク差の4-6で失うも、以降は本領を発揮。接戦となった第2セットを7-5と1ブレーク差で取り返すと、第3セットは3つのブレークを奪い危なげなく6-1で試合を決めた。
森田は5月のブリュッセル女子オープン(ベルギー/ブリュッセル、クレーコート)以来となる今季2度目の8強入りとなった。
準々決勝では、第3シードで世界ランク9位のマリオン・バルトリ(26歳、フランス)と対戦する。ファア・バックとも両手打ち同士の対戦は、過去の対戦成績が4勝0敗でバルトリがリード。3月のマイアミでの対戦では、セットカウント1-2で森田が惜しくも敗れている。
またこの日は、今大会の第1シード、ビクトリア・アザレンカ(21歳、ベラルーシ)が、予選上がりのERAKOVIC, Marina(ニュージーランド)に、6-4 5-7 2-6の逆転で敗れる波乱が起きた。
そして、復活を狙うセリーナ・ウィリアムズ(29歳、米国)は、マリア・キリレンコ(24歳、ロシア)に、6-2 3-6 6-2のフルセットで勝利。準々決勝は、第2シードのマリア・シャラポワ(24歳、ロシア)と対戦する注目のカードとなった。
この後に行われるダブルスの準々決勝では、クルム伊達公子(40歳)/ドミニカ・チブルコバ(22歳、スロバキア)組が、藤原里華(29歳)/青山修子(23歳)組と4強入りを懸けて対戦する。
◆関連サイト
シングルスドロー(大会公式サイト)
ライブスコア(大会公式サイト)
WTA Premier:バンク・オブ・ウエスト・クラシック
シングルス
準々決勝
2回戦
○森田あゆみ 4-6 7-5 6-1 ●ウルシュラ・ラドワンスカ(ポーランド)(Q)
1回戦
○ドミニカ・チブルコバ(スロバキア)[8](W) 6-2 7-6(7) ●クルム伊達公子
○森田あゆみ 6-3 7-5 ●アナ・イバノビッチ(セルビア)[7]
○ダニエラ・ハンチュコバ(スロバキア) 6-0 6-2 ●藤原里華(Q)
ダブルス
準々決勝
藤原里華/青山修子 vs クルム伊達公子/ドミニカ・チブルコバ(スロバキア)
1回戦
○藤原里華/青山修子 7-5 6-4 ●GRANDIN, Natalie(南アフリカ)/UHLIROVA, Vladimira(チェコ)[4]
○クルム伊達公子/ドミニカ・チブルコバ(スロバキア) 4-6 7-5 [10-5] ●カイチェン・チャン(台湾)/SUN, Sheng-Nan(中国)
シングルス予選
予選最終ラウンド
○藤原里華[7] 4-6 7-5 6-0 ●SPEARS, Abigail(米国)
予選2回戦
○ERAKOVIC, Marina(ニュージーランド)[1] 7-6(3) 6-4 ●青山修子
○藤原里華[7] 4-6 7-6(3) 6-3 ●SUN, Sheng-Nan(中国)
予選1回戦
○青山修子 6-3 7-6(4) ●HARDEBECK, Krista(米国)
○藤原里華[7] 3-6 6-2 7-5 ●PEGULA, Jessica(米国)(W)
※カッコ[ ]内数字はシード順位、W:主催者推薦出場、Q:予選通過者