9月25日から東京都江東区有明テニスの森で開催されるWTAプレミア5大会、東レ パン・パシフィック・テニス(賞金総額$2,050,000、ハード)の本戦出場選手が決定。19日、都内で記者発表会が行われた。
当大会には、新たに今年のウィンブルドン選手権で優勝を果たしたペトラ・クビトバ(21歳、チェコ)も出場を表明した。現在の世界ランク・トップ10から9選手が、トップ20では18選手が出場と、世界のトップが集結するレベルの高い大会となった。
今シーズンの4大大会の優勝者、全豪優勝のキム・クライシュテルス(28歳)、全仏優勝の李娜 (リー・ナ)(29歳)も参戦。見どころの多い大会になりそうだ。
記者発表会では、東レPPOテニスドリームアンバサダーを務める杉山愛が「1位からトップ選手が勢ぞろい、本戦出場のカットラインが50位台と、4大大会よりレベルの高い、厳しい大会になりそう」と大会の見どころを紹介。
そして決勝戦の予想は以前から注目していたクビトバと、セリーナの対戦を予想した。
◆トップ10からの出場選手(ランキングは15日付)
1位 キャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)
2位 ベラ・ズボナレワ(ロシア)
3位 キム・クライシュテルス(ベルギー)
4位 ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)
5位 李娜(リー・ナ)(中国)
6位 ペトラ・クビトバ(チェコ)
7位 マリア・シャラポワ(ロシア)
9位 マリオン・バルトリ(フランス)
10位 サマンサ・ストーサー(オーストラリア)
米国からウィリアムズ姉妹も参加、4大大会13個のタイトルを持つ妹のセリーナ・ウィリアムズ(29歳)は、怪我による長期ツアーの離脱から順位を31位まで下げているものの、ウィンブルドン選手権以降に2大会で優勝。初来日を果たし、優勝候補の筆頭といえる。
日本からは、世界ランク48位の森田あゆみ(21歳)と、同54位のクルム伊達公子(40歳)が本戦にストレートイン。その結果、5枚のワイルドカード(主催者推薦出場権)は、土居美咲(20歳)らの日本選手に与えられそうだ。
大会期間中に41歳の誕生日を迎えるクルム伊達は、昨年大会の1回戦ではシャラポワを下しており、今年も上位選手にとっては怖い存在となりそうだ。
クルム伊達は、張帥(22歳、中国)と組んでダブルスにもワイルドカードで出場が決まっている。
注目の大会は、予選が9月23日(金・祝)と24日(土)に、本戦が25日(日)から10月1日(土)まで開催される。
※写真は決勝カードを予想する杉山愛、クリックで拡大
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