★男子テニス・ATP250大会
■$553,125 Winston Salem Open , Winston Salem, USA (Hard)
22日、米国のウィンストン・セーラムで開催されている世界ツアー、ウィンストン・セーラム・オープン(ハード)のシングルス1回戦が行われ、予選を勝ち上がって臨んだ世界ランク48位の錦織圭(21歳)が、同69位のジレ・ミュラー(28歳、ルクセンブルク)を、1-6 6-4 7-6(7-5)の逆転で下し2回戦に進出した。
本戦の1回戦は長身193cmのミュラーとの対戦。第1セット、錦織は立ち上がりから2つのサービスブレークを奪われ0-5とリードを許すと、1-6でセットを失った。
第2セットは両者譲らずサービスキープを続け、錦織5-4で迎えた第10ゲーム、ミュラーのサービスをこの試合初めてブレークに成功し、錦織が6-4で奪い返した。
勝負の懸かった第3セット、錦織は第3ゲームで先にブレークされる苦しい展開に。しかし終盤の第10ゲームでブレークバックに成功し5-5と追いつくと、そのままタイブレークに突入、そのタイブレークを7-5の接戦で制した。
ミュラーが放ったサービスエースは26個を数えた。錦織、課題のサービスでは、ファーストサービスの確率が64%、エースの数が8個、ダブルフォルトは3つと予選に比べると調子も上がってきている。
トータルポイントでは、97対83でミュラーが大きくリードを奪ったが、後半、錦織が粘りと勝負強さを見せ勝ち取った勝利となった。
勝った錦織、2回戦では、第12シードで世界ランク46位のパブロ・アンデュジャー(25歳、スペイン)と対戦する。両者は初対戦。アンデュジャーはクレーコートを得意としており、今季4月のハッサン2世グランプリ(モロッコ/カサブランカ、クレー)でツアー初優勝を挙げている。
2回戦は、本日火曜日、3番コートの第2試合で行われる。(第1試合の開始は日本時間24日午前1時)
今大会の第1シードは、世界ランク21位のアンディ・ロディック(28歳、米国)、第2シードは同17位のユルゲン・メルツァー(30歳、オーストリア)となっている。
29日から開催される今年最後の4大大会、USオープン(米国/ニューヨーク、ハード)に向けた最後の大会に注目が集まる。
◆関連サイト
シングルスドロー(本戦)(大会公式サイト)
試合予定(大会公式サイト)
ライブスコア(大会公式サイト)
ATP250:ウィンストン・セーラム・オープン
シングルス
2回戦
錦織圭(Q) vs パブロ・アンデュジャー(スペイン)[12]
1回戦
○錦織圭(Q) 1-6 6-4 7-6(5) ●ジレ・ミュラー(ルクセンブルク)
シングルス予選
予選最終ラウンド
○錦織圭[1] 6-3 6-4 ●BALL, Carsten(オーストラリア)[7]
予選2回戦
○錦織圭[1] 6-1 6-4 ●ダニエル・ヨー(韓国)
予選1回戦
○錦織圭[1] 6-2 6-1 ●ケビン・キム(米国)
※カッコ[ ]内数字はシード順位、Q:予選通過者