★グランドスラム
■US Open - New York, USA (Hard)
29日、USオープン(米国/ニューヨーク、ハード)が開幕する。
晩夏のニューヨーク。シーズン最後のグランドスラムがいよいよ開幕する。USオープンテニスは、グランドスラム4大会の中で最もエンターテインメント性が高く、まさにショーさながらの雰囲気の中で世界最高峰のプレイを楽しむことができる。
大会初日に行われる女子シングルス1回戦では、森田あゆみ(21歳)がイギリスのローラ・ロブソン(17歳)と対戦する。注目の一戦を前に連日大会を生中継するWOWOWが現地にて独占インタビューを行った。
Q:前哨戦を含めて、ハードコートでの調子やコンディションはいかがですか?
森田:アメリカでの1大会目はイバノビッチに勝てたり、いい試合もできましたし、最初の2週間は結果も出ていいテニスができました。5大会とも全て自分よりランキングが上の選手と対戦できたので、自分が上に行くために何が必要か考えさせらました。それで毎週毎週、その課題をやりながら試合をしてきました。最後の3大会は1回戦負けでしたが、自分がやろうとしていることはできていたし、ある程度手ごたえを得られてここに入ってきました。今はもっともっと上に行くために、上を目指したテニスをやりながら調整しています。
Q:今一番、練習で気をつけられていることは?
森田:サーブにしてもストロークにしても、攻撃的な質の高いショットを一球一球しっかり打つことです。試合の主導権を握って、自分から展開していけるテニスを目指しています。攻撃的なテニスをこの全米でもしたいと思います。
Q:ウィンブルドンテニスでは悔しい負け方をしましたが。
森田:ウィンブルドンでは自分のサーブで崩れて負けたんですが、その時はさすがにショックでした。でも、今考えるとああいう経験をしてよかったなと思います。今まで、そこまでサーブに関してあまりいろいろ考えたことがなかったので、これからよくしていくための一つのきっかけになりましたし、かえってよかったかなと感じています。
Q:USオープン、どんな大会にしたいですか?
森田:誰がきても予選を3回勝ってきている選手なので、気持も充実していると思いますし、タフな試合になると思うので、自分のベストを尽くして思いきって自分のテニスをして頑張りたい。
Q:シーズン最後のグランドスラムですが、どのような形で締めくくりたいですか?
森田:まずは自分のテニスをして力を出し切ることです。自分がいいテニスをできれば結果は自然についてくると思いますし、結果を考えるよりも自分のテニスをして一試合一試合ベストを尽くせるよう、臨みたいと思います。
※写真:AP/アフロ、クリックで拡大