★ATP男子テニスツアー(ATP500)
■Rakuten Japan Open Tennis Championships 2011, Tokyo, Japan (Hard/Outdoors)
6日、東京都有明テニスの森で開催されている男子世界ツアーATP500楽天ジャパンオープン・テニス・チャンピオンシップス(ハード)は大会4日目を迎え、シングルス2回戦5試合他が行われた。第1シードのラファエル・ナダル(25歳、スペイン)は、195cmの長身から高速サービスを放つミロス・ラオニック(20歳、カナダ)を、7-5 6-3 のストレートで下し準々決勝に進出した。


昨年の2回戦に続いての対戦、ナダルはラオニックにサービスエースを8つ決められた(昨年は14個)ものの、2度訪れたブレークチャンスを全て成功させ、両セットともに1ブレークアップでものにした。ここぞという時に、高い集中力で得点を奪ったナダルに軍配が上がった。一方のラオニックは、一度もブレークチャンスすら掴むことができなかった。
murray_murray_20111007.jpg第2シードのアンディ・マリー(24歳、英国)は、 アレックス・ボゴモロフ(28歳、米国)を、6-1 6-2のストレートで一蹴した。マリーは11個のサービスエースを量産、ボゴモロフに一度もブレークを許さなかった。マリーはこの日、兄のジェイミー・マリー(25歳、英国) と組んだダブルスでも、伊藤竜馬(23歳)/錦織圭(21歳)組を、6-3 6-4 のストレートで下し準決勝進出を決めている。
david_nalbandian_111006.jpgその他、第3シードのダビド・フェレール(29歳、スペイン)、ノーシードからダビド・ナルバンディアン(29歳、アルゼンチン)が勝ち上がった。
これでシングルスは8強が出揃った。上位4シードが順当に勝ち上がりを見せている。
大会5日目となる金曜日は、シングルスの準々決勝4試合などが行われる予定で、注目は、第2シードのマリーとナルバンディアンとの対戦。ナルバンディアンは元世界ランク3位、故障からランキングを下げているが、今シーズンは復活をしてきている。両者の対戦成績はマリーの3勝2敗で、最近はマリーが3連勝している。ナルバンディアンは12月にスペインとのデビスカップ決勝を控えており、モチベーションは高いはずだ。実力者同士の対戦に好試合が予想される。
また、ノーシードから勝ち上がった、オーストラリア期待の若手、バーナード・トミック(18歳、オーストラリア)は、第4シードのマーディ・フィッシュ(29歳、米国)に挑戦する。
※写真は上から、マリー兄弟(左が兄のジェイミー)、ナルバンディアン、クリックで拡大
◆関連サイト
シングルスドロー
試合予定
ライブスコア

ATP500:Rakuten Japan Open Tennis Championships 2011

シングルス ※印が金曜日予定試合
準々決勝

ラファエル・ナダル(スペイン)[1] vs サンチアゴ・ジラルド(コロンビア)
マーディ・フィッシュ(米国)[4] vs バーナード・トミック(オーストラリア)
ラデク・ステパネク(チェコ)[7] vs ダビド・フェレール(スペイン)[3]
ダビド・ナルバンディアン(アルゼンチン) vs アンディ・マリー(英国)[2]

2回戦

ラファエル・ナダル(スペイン)[1] 7-5 6-3 ●ミロス・ラオニック(カナダ)
サンチアゴ・ジラルド(コロンビア) 6-4 7-6(4) ●ドミトリー・トゥルスノフ(ロシア)
マーディ・フィッシュ(米国)[4] 6-2 6-4 ●エルネスツ・ガルビス(ラトビア)
バーナード・トミック(オーストラリア) 6-7(4) 6-1 7-5 ●伊藤竜馬(W)
ラデク・ステパネク(チェコ)[7] 75 67(5) 61 ●マルコ・キウディネッリ(スイス)(Q)
ダビド・フェレール(スペイン)[3] 4-6 6-2 6-2 ●マシュー・エブデン(オーストラリア)(Q)
ダビド・ナルバンディアン(アルゼンチン) 7-6(2) 6-2 ●イワン・ドディグ(クロアチア)
アンディ・マリー(英国)[2] 6-1 6-2 ●アレックス・ボゴモロフ(米国)

1回戦

ラファエル・ナダル(スペイン)[1] 6-3 6-2 ●添田豪(W)
ミロス・ラオニック(カナダ) 6-7(4) 6-3 7-6(1) ●杉田祐一(W)
サンチアゴ・ジラルド(コロンビア) 6-3 7-6(5) ●ロビン・ハース(オランダ)
ドミトリー・トゥルスノフ(ロシア) 7-6(6) 6-7(3) 7-5 ●ヤンコ・ティプサレビッチ(セルビア)[6]
マーディ・フィッシュ(米国)[4] 6-4 3-6 7-5 ●ライアン・ハリソン(米国)(Q)
エルネスツ・ガルビス(ラトビア) 6-3 3-6 7-5 ●ルカシュ・クボット(ポーランド)
伊藤竜馬(W) 6-4 3-6 6-3 ●デュディ・セラ(イスラエル)(Q)
バーナード・トミック(オーストラリア) 7-6(6) 7-6(1) ●ビクトル・トロイツキ(セルビア)[5]
ラデク・ステパネク(チェコ)[7] 6-4 6-3 ●ソムデブ・デバーマン(インド)
マルコ・キウディネッリ(スイス)(Q) 6-1 4-6 6-4 ●ギリェルモ・ガルシアロペス(スペイン)
○マシュー・エブデン(オーストラリア)(Q) 6-7(4) 6-4 6-4 ●パブロ・アンデュジャー(スペイン)
ダビド・フェレール(スペイン)[3] 6-4 6-3 ●錦織圭
○イワン・ドディグ(クロアチア) 6-2 2-6 7-6(1) ●フアン・モナコ(アルゼンチン)[8]
ダビド・ナルバンディアン(アルゼンチン) 6-1 6-1 ●ROSOL, Lukas(チェコ)
○アレックス・ボゴモロフ(米国) 6-4 6-4 ●ヤルコ・ニエミネン(フィンランド)
アンディ・マリー(英国)[2] 7-6(4) 2-6 6-4 ●マルコス・バグダティス(キプロス)

ダブルス ※日本選手のみ抜粋
準々決勝

アンディ・マリー(英国)/ジェイミー・マリー(英国) 6-3 6-4 ●伊藤竜馬/錦織圭(W)

1回戦

○CERMAK, Frantisek(チェコ)/POLASEK, Filip(スロバキア)[4] 6-4 6-1 ●内山靖崇/ドナルド・ヤング(米国)(W)
伊藤竜馬/錦織圭(W) 4-6 6-4 10-4 ●クリストファー・カス(ドイツ)/アレクサンダー・ペア(オーストリア)[3]

シングルス予選
予選1回戦

○HARRISON, Ryan(米国)[4] 6-7(1) 6-2 6-4 ●内山靖崇(W)
○マシュー・エブデン(オーストラリア)[8] 6-2 7-6(6) ●江原弘泰(W)
○ライナー・シュットラー(ドイツ)[7] 6-3 7-6(1) ●守屋宏紀(W)
※カッコ[ ]内数字はシード順位、W:主催者推薦出場、Q:予選通過者