★ATP男子テニスツアー(MASTERS1000)
■BNP Paribas Masters, Paris, France (Hard/Indoors)
8日、フランスのパリで開催されている男子世界ツアーMASTERS1000大会、BNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード)のシングルス1回戦が行われ、世界ランク24位の錦織圭(21歳)は、予選を勝ち上がってきた同63位のセルジ・ スタホフスキ(25歳、ウクライナ)と対戦したが、4-6 3-6のストレートで敗れ、今シーズンの最終戦は初戦敗退となった。


全仏オープン2回戦以来となる両者の対戦。
第1セットは序盤、両者サービスキープを続け、3-3で迎えた第7ゲームで錦織が先にスタコフスキのサービスゲームをブレークに成功、4-3とリードを奪うも、続くゲームでブレークバックを許してしまい4-4と追いつかれた。続く第9ゲーム、スタコフスキのサービスゲームで錦織は5度のブレークチャンスがあったが活かすことができずキープされると、続く第10ゲーム、自身のサービスを再びブレークされ4-6でセットを失った。第9ゲームでブレークに成功していたら流れは変わっていたかもしれない。
第2セット、このセットも先にブレークに成功したのは錦織。第3ゲームで先にブレークに成功するも、第1セット同様に直ぐにブレークバックを許すと、再び第6ゲームでブレークを許し、結局4-6で試合終了となった。錦織はスタコフスキに連敗となった。
後半になるにつれて、錦織のエラーが増え、連戦の疲れからか、プレーに精彩を欠いた。
数字を見ると、錦織のウィナー(エース)は19(スタコフスキ30)、アンフォーストエラー(凡ミス)は28(スタコフスキ22)と、数字上もスタコフスキが試合を優位に進めた。
課題のサービスはファーストサービスの確率が57%、サービスエースの数が4と、大きく調子を崩したわけではなかった。
これで、錦織は今シーズンの公式戦の全日程を終えた。今シーズンの目標と語っていた30位以内で終了することは、シーズン終盤の大活躍により達成できた。
来シーズン最初の4大大会、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)では、シードとしての出場が濃厚。来シーズンの活躍が非常に楽しみになってきた。
ただ、今後、更にランキングを上げ、トップ10を目指すには、今大会のような初戦敗退は許されない。
なお、今大会の第1シード、ノバク・ジョコビッチ(24歳、セルビア)、第2シードのアンディ・マリー(24歳、英国)、第3シードのロジャー・フェデラー (30歳、スイス)、第4シードのダビド・フェレール(29歳、スペイン)の上位シード選手は2回戦からの登場となり、水曜日に初戦を迎える。

試合経過
第1セット 10 11 12 TB  
錦織                  
スタホフスキ              
第2セット 10 11 12 TB  
錦織                    
スタホフスキ              

試合時間:1時間31分
※表の見方
 ○:サービスキープ
 ◎:サービスブレーク
◆選手情報(ATP公式情報)
セルジ・ スタホフスキ 紹介動画
◆関連サイト(大会公式情報)
シングルスドロー
試合予定
ライブスコア

MASTERS1000:BNP Paribas Masters

シングルス
1回戦

○セルジ・ スタホフスキ(ウクライナ) 6-4 6-3 ●錦織圭(SE)
※カッコ[ ]内数字はシード順位、W:主催者推薦出場、SE:予選免除での出場