フェド杯ワールドグループ2最終日
日本対スロベニア
2月5日、兵庫県のブルボン・ビーンズドームで、女子の国別対抗戦、フェド杯ワールドグループ2の1回戦の2日目が行なわれた。日本は初日の4日に2勝しており、この日は1つでも勝てばチームの勝利が決まる。
第1試合は両国のエース同士の対決。森田あゆみ対ポラナ・ヘルコグ。現時点でのランキングではヘルコグの方が上であり、かつ、前回の対戦で森田が負けているというヘルコグに有利なデータの揃った関係だが、ヘルコグは負ければチームそのものも敗退が決まるという崖っぷちで、勝利以外はありえないという条件が重圧となったようだ。


初日と同じく、試合の序盤を制したのはヘルコグで、第1セットだけで4本のサービスエースを決めるなどしてヘルコグが6-3で取った。
第2セットはお互いに拮抗しながら進んたが、森田は3度ブレークポイントを握られた内、2度しのぐという我慢のテニスで追いすがり、タイブレークまで持ち込んだセットを最後でひっくり返して7-6(6)で取り返した。
これでヘルコグの中で、緊張感の糸が切れたのか、あるいは森田のプレーにも自信と勢いがついたのか、最終セットは森田のほぼ一方的な展開となり、6-1で森田が締めた。3連勝で日本が見事に勝利を決めた。
次はワールドグループの1回戦敗退国と、ワールドグループ2の勝ち上がり国同士で再びドロー抽選を行なって4月21日から実施される、ワールドグループ・プレーオフになる。日本としては、2007年以来となるワールドグループ復帰まであと1勝となった。

フェドカップ2012・ワールドグループ2 1回戦

○日本 5-0 ●スロベニア

2月4日(土)

クルム伊達公子 2-6 6-4 6-2 ●ポローナ・エルコグ
森田あゆみ 2-6 6-4 6-3 ●Nastja KOLAR

2月5日(日)

森田あゆみ 3-6 7-6(6) 6-1 ●ポローナ・エルコグ
奈良くるみ 6-4 6-4 ●Petra RAMPRE
藤原里華/A. MORITA 6-3 5-7 6-0 ●Nastja KOLAR/Petra RAMPRE