2月10日、兵庫県のブルボン・ビーンズドームでデ杯ワールドグループ1回戦、日本対クロアチアの初日が行なわれ、第1戦に登場した日本の添田豪(27歳)がクロアチアのイワン・ドディック(27歳)を、6-7(3)、3-6、6-4、6-3、7-5の逆転で破り、日本がまず1勝目を挙げた。日本がワールドグループで1勝を挙げたのはこれが初。添田の勝利は日本テニス界にとって画期的な1勝となった。
最初の2セットを落とした添田だったが、「自分のテニスは悪くなかったし、差はなかった。第3セットを取れれば行けると監督にも言われ、自分でもそう信じて戦った」と話した通り、パワーに勝るドディック相手に一歩も引かずに戦い切った。
ドディックは試合を通して23本のサービスエースを奪ったが、添田は試合の終盤に向けてラリーの主導権を掌握。ドディックのポイント機会をパワープレーが成功した時だけに押さえ込んだ。最終セットの第11ゲームで添田がブレークして6-5とすると、満員札止めとなった場内の興奮も頂点に達し、添田コールが響く中、続く第12ゲームをラブゲームで取って試合を終わらせた。
写真:テニスジャパン