錦織圭(22歳)が日清食品ホールディングスと3年間の所属契約を締結し、都内で記者発表を行った。この契約により、日清食品株式会社のロゴが入ったテニスウェアをオリンピック競技大会を除く全試合とエキシビジョンおよび公開練習で着用するとともに、日清食品が指定する広告宣伝活動やイベントに参加していく予定となっている。
日清食品グループは、創業者の安藤百福が掲げた「食とスポーツは健康を支える両輪である」という思いのもと、陸上競技やゴルフなど、さまざまなスポーツ活動を支援。日清食品と錦織圭選手は2008年9月にスポンサー契約を締結してパートナーシップをスタートしているが、今回、所属契約に変更した。
錦織は今までのサポートに対して「今回、日清食品さんに所属先が決まり、これからも力強いサポートをしていただくことになりとても光栄です。日清食品さんには私がプロ転向した次の年から、怪我でほぼ1年試合に出場できなかった時もずっとサポートしていただいてきました。昨年後半からは思うようなテニスができるようになり、ランキングもトップ20に上げることができたので、やっと恩返しできたのではないかと思います」とコメントした。
カップ麺ではシーフード、カレー味が好きで、日本に帰ってきた時には必ず食べるという錦織。「日清食品さんは即席麺で世界に革命を起こしていて、自分がとても尊敬できる、そして好きになれる会社と、このように所属スポンサーとして契約してもらえることは本当に光栄なことです。これからの自分のテニス人生で、新たな力強い一歩が踏み出せると思っています」
最後に、錦織は今後の意気込みを語った。「日清食品さんは去年、東日本を襲った未曽有の災害の時も、被災地にいち早くカップ麺を届け、たくさんの人々を支援してきたように、自分にできることは、テニスでたくさんの人に勇気や感動を与えることだと思います。これからは日清食品さんと一緒に、たくさんの人の楽しんだ顔を見れるようにこれから頑張っていきたいと思います。これから日清食品の錦織圭として、よろしくお願いします」