2012-04-05-01.jpg4月5日(木)に東京都中央区銀座にあるユニクロ銀座店にて、錦織圭(22歳)がファンとトーク、記念撮影をする来日イベントが行われた。イベントは先着100名が参加。整理券をもらうため、列の先頭にいた親子は朝5時から並んだという。

会場となったユニクロ銀座店は、売り場面積1500坪、1階から12階まですべてがユニクロという世界最大の店舗で3月16日(金)にオープンしたばかり。4月2日(月)に発売された錦織圭着用モデルが並ぶ最上階の12階フロア「UNIQLO GINZA SPECIAL」にステージが設置され、参加者の拍手と報道陣のシャッターが登壇する錦織を迎えた。


2012-04-05-02.jpg銀座はあまり来ないという錦織圭。オープンしたばかりのユニクロ銀座店に足を運んだのは初めてで、イベントが始まる前に店内を歩いて見て回ったという。半日以上過ごせるような楽しい空間になっていると、とても気に入った様子だ。店内、特に会場となっている12階フロアには、錦織の全豪オープン時の写真が多数ディスプレーされている。それを見て「店内には、色々なところに自分がいるので変な気分」と会場の笑いを誘った。

5月27日から始まる全仏オープンに向けての準備について聞かれると「これからちょうどクレーシーズンが始まるので、いい調整ができるといいですね」と錦織。先日、ユニクロからテニスウェア錦織圭モデルが発売されたばかりだが、全仏オープン開催に合わせ、6月末に全仏オープンバージョンの錦織圭モデル発売が決まったというお知らせも発表された。全仏パージョンは、フレンチカラーが入ってお洒落な感じだという。

会場にいる参加者からも質問が上がる。「全仏に向けて、フランス語は話せますか?」の問いに「ボンジュールくらいしか。まだ勉強中です。最近はスペイン語もちょっとずつ勉強しようと思っています」と答えた。

2012-04-05-03.jpgテニス好きの男性からの質問は「ナダル選手とは何度か対戦している。バーゼルではフェデラーとすごい試合だった。ジョコビッチ、フェデラー、ナダル、マレーらビッグ4に比べて、自分は何が足りないか、今後どういったことをしていきたいか?」という司会者から「プレスの方じゃないですよね?」と言われるほどの鋭い質問が投げかけられた。錦織は笑顔で「本格的な質問ですね。自分にとっても、ほかの選手にとっても、ビッグ4というのは大きな壁になっています。以前にナダル選手と対戦し、今回のマイアミでも同じ2セットで負けてしまいましたが、以前よりも手応えはつかめています。まだまだ気持ちの面で強くならいといけない。一つ一つの技術をアップさせることも大きな課題なので、このまま一生懸命プレーして、もっと経験を積んでいけば、いつかはチャンスがくると思います」と答えた。

最後は、参加者とのジャンケン大会。錦織圭とジャンケンをして勝ち残った5名が錦織と並んで写真を撮るチャンスを得る。あっという間に5名が決定し、会場側が用意したインスタントカメラで撮影、サインをもらってプレゼントされた。

今日のイベントの感想を聞かれた錦織は「なかなか、このような機会も少ないので楽しかった。今シーズンはすごいいい調子で来ているので、これからもっともっと強くなって精一杯がんばってランキングも上げて、日本の、世界のみなさんに勇気や感動を与えられるような選手になりたいと思います。応援よろしくお願いします」とあいさつし、会場からの熱い拍手で送られた。