1日、オリンピック男子シングルス3回戦が行われ、世界ランク18位で第15シードの錦織圭(22歳)は、今年のウィンブルドンでベスト8に入った同5位で第4シードのダビド・フェレール(31歳、スペイン)と対戦し、6-0、3-6、6-4のスコアで下して、準々決勝進出を決めた。
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ファーストセットの錦織の戦いは、完ぺきだった。得意のフォアハンドでフェレールを攻め続けて、1ゲームも与えることなく奪う。しかし、セカンドセットに入ると、フェレールの深くコントロールされたボールで、錦織は徐々にリズムを崩し、このセットを落としてしまう。
ファイナルセットは、第9ゲームまでサービスキープと互角の戦い。ここで、日没となり、14番コートからセンターコートへ移動になった。再開された第10ゲーム、フェレールのサービスゲーム、15-15からのダブルフォールトで流れは一気に錦織に傾き、最後は、フェレールがバックハンドをネットにかけた瞬間、錦織がベスト8入りを決めた。
準々決勝で錦織は、同9位で第8シードのフアンマルティン・デルポトロ(23歳、アルゼンチン)と対戦する。
ロンドンオリンピック
男子シングルス
3回戦
○錦織圭[15] 6-0 3-6 6-4 ●ダビド・フェレール[4]
2回戦
○錦織圭[15] 4-6 6-4 6-1 ●ニコライ・ダビデンコ
1回戦
○錦織圭[15] 7-6(4) 7-6(4) ●バーナード・トミック
○マルコス・バグダティス 6-7(8) 7-6(7) 6-2 添田豪
○ミロス・ラオニック 6-3 6-4 ●伊藤竜馬
男子ダブルス
1回戦
○ロジャー・フェデラー/スタニスラス・ワウリンカ 6-7(5) 6-4 6-4 ●錦織圭/添田豪