4日、オリンピック女子シングルス決勝戦で、世界ランク4位で第4シードのセリーナ・ウィリアムズ(30歳、米国)が、同3位、第3シードのマリア・シャラポワ(25歳、ロシア)と対戦。7月、同じ会場のウィンブルドン選手権で優勝しているセリーナは、シャラポワを寄せ付けず、6-0、6-1のスコアで勝利し、金メダルを手にした。
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※写真は、オリンピック女子シングルスで初優勝したセリーナ・ウィリアムズ。クリックで拡大
危なげない戦いで、決勝まで勝ち進んできたセリーナとシャラポワ。過去の対戦成績はセリーナの8勝2敗で、05年の全豪オープンからセリーナが7連勝している。
決勝戦、表情一つ変えることなく、力強いショットでポイントを重ねていくセリーナは、シャラポワに1ゲームも与えることなく、ファーストセットを、6-0で奪う。続くセカンドセットも、セリーナの勢いは衰えず、シャラポワを終始圧倒。最後はセンターに打ち込んだサーブがエースとなりゲームセット。セリーナは、念願の金メダルを手に入れた。
なお、00年シドニーと08年の北京、両オリンピックでは、姉の同72位ビーナス・ウィリアムズ(32歳、米国)と組んだダブルスで金メダルを獲得している。またビーナスは、シドニーのシングルスでも金メダルを手にしている。今回の優勝でセリーナは、姉が獲得した金メダル数3つに並んだ。
女子シングルス3位決定戦は同1位で第1シードのビクトリア・アザレンカ(23歳、ベラルーシ)が、同15位、第14シードのマリア・キリレンコ(25歳、ロシア)を、6-3、6-4で下し銅メダルを獲得した。
ロンドンオリンピック
女子シングルス
決勝戦
○セリーナ・ウィリアムズ[4] 6-0 6-1 ●マリア・シャラポワ[3]
3位決定戦
○ビクトリア・アザレンカ[1] 6-4 6-4 ●マリア・キリレンコ[14]
準決勝
○マリア・シャラポワマリア[3] 6-2 6-3 ●マリア・キリレンコ[14]
○セリーナ・ウィリアムズ[4] 6-1 6-2 ●ビクトリア・アザレンカ[1]