試合しーましょ!

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韓国の夏の大空の下、試合後の顔には玉の様な汗をかいている2人。
日本人、韓国人、同じアジア圏でありながらまったく言葉の通じない2人がお互いの力を存分に発揮し、試合後に笑顔で握手を交わしている姿は感動するものがありました。(試合会場に来ている韓国人のほとんどの子ども達は英語を話すことはできません。日本の子ども達は今はどうなんだろう?)

今日で残念ながらシングルス・ダブルスともに敗退し、1週目の大会が終了したので、夕方からは韓国人のチームと練習試合を行ってもらいました。本当はトーナメントで勝ち上がって最終日まで試合を経験出来るのであれば1番なのですが、まだまだそこまでの力は備わっていません。ただ決勝までの日程と同じ様に、試合を毎日行うことで(今回であれば5日間)、子ども達には最終日まで戦い切る体力や、気力、精神力を学んで欲しいと考えています。

それにしても子ども達は練習試合を通してどうしてこんなにも上達していくのでしょう。
何度練習しても出来なかったことや昨日上手くいかなかったことを、試合の中で上手く修正しています。私が何百回と繰り返した言葉よりも、1回の成功体験が全てなんですよね。それまで長く悩んできたことが、すんなり解決してしまうことがあります。だからこそ、その成功の瞬間を見逃さずに「それだよ!ナイスショット!!」と子ども達の記憶に刻まれるようにコーチは伝える必要があります。コーチが何が正しいかをきちんと判断出来なくては、適切なタイミングで褒めることは出来ません。

練習で出来ないことは試合で出来ないなんて決めつけずに、上達の為には試合をさせてみるのも1つの方法ですね。私達大人が思っている以上に、子どもは柔軟に対応します。

明日は言葉が通じない子ども同士で、試合の約束をさせるということを試みようと思います。
そうしたら「この子に挑戦してみたい」「この子ならいけそうだ!」等、子ども達のまた違った面も見えてくるかもしれません。初めてのことで結構勇気がいるでしょうが、これも海外の遠征だからこその経験。子ども達には、目一杯色々な経験をして、沢山成長して欲しいと願っています。


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