本日のU10 Boys 本戦1回戦で6?0で完勝したタイ人のPalm君。
先週のトーナメントで5?8で敗れた相手に、見事リベンジを果たしました。
APF ACADEMIESのプレイヤーズクラスに入ってから約4ヶ月。今回が人生で初めて親元を離れた約2週間の遠征。いつもとは違うコート、コミュニティ、食事、言語、洗濯、共同生活等、色々な要素が重なり合い、1週目はまったく力を発揮することが出来ませんでした。でもこういった遠征の中で学ぶことはとても多いので基本的には「自分で出来ることは自分で」というスタンスで見守って来ました。辛い毎日、我慢していた中でのこの1勝は、彼にとって、とても大きな1勝になったことは間違いないです。コーチや親御さんはどうしても子どもの為にと思って、ついつい手を差し伸べてしまいがちす。でもそれは、子ども達が成長する為の、自立への第1歩を妨げてしまうことにもなりかねません。手伝ってあげたい、声をかけてあげたいのをぐっと我慢することで、こんなにも子どもが成長するのかと私も大変勉強になりました。この年齢での遠征はテニスの上達だけでは無く、子どもが自立する為の第1歩となるいいきっかけになると思います。
今日、日本から来たジュニアに試合の結果を聞いたところ、「韓国のジュニアはジャッジに汚い。しこられて負けた。」そんな答えが返ってきました。「そうだよね。汚いよね。」等と一緒にうなづいて子どもを納得させてあげるだけではなく、「次どんなプレーをしなくてはいけない?」「同じ失敗を繰り返さない様にするにはどうしたらいいの?」といった質問をして彼らの頭の中を整理してあげることが大切だと私は考えます。敗戦から学ぶということを繰り返していく姿勢を彼らに植え付けてあげることが必要です。
皆、良い経験をしています。この経験の繰り返しが糧になって将来に繋がると信じて、頑張って欲しいですね。
これから毎日のルーティーンの朝練習。外はまだ真っ暗です。