オレンジボール本戦1R 結果

DSCF1861

オレンジボールは残念ながら本戦1Rで敗退です。
Leo Vithoontien 0-6, 4-6 Alexander Corral(2)

相手はUSAのNo1。ファーストセットは相手が素晴らしいプレーをしたこともありますが、相手の展開についていくことが出来ずに、0-6で落とします。
セカンドセットはポジションを少し下げて、ボールのペースを変えることで、ファーストセットよりも余裕をもってプレーすることが出来ました。
相手のサービスゲームをブレイクして2-0リードにしますが、次のゲームをブレイクバックされて、2-1。相手も焦っていたので、ここをキープしたかった。3-3でアドバンテージが行き来するサービスゲームを落とし3-4とされると、次のゲームは相手がかなり攻撃的にプレーして、3つのスマッシュでポイントを重ねます。
このゲームを攻撃的にプレーすることの意味を理解している彼が、1枚も2枚も上手でした。
ゲームカウント4-5、相手のサービングフォーザマッチでチャンスを伺いますが、最後まで攻撃の姿勢を崩さない相手に屈しました。
もしレオが同じシチュエーションの4-3リードであった場合、彼と同じ様に攻撃的なテニスが出来たでしょうか。
競った場面で、より攻撃的な姿勢でプレーをすることが、これからレオがトップ選手を打ち破るためのキーとなるでしょう。
もしここが改善されないようであれば、いつまでも惜しい負けの試合を繰り返すことになると、厳しいですがきちんとレオに伝えました。
この競った場面での攻撃的な姿勢に関しては、ジュニア時代に克服しなければ、年齢が高くなってから変えるということはとても難しいことになると思います。

先週のアメリカンカップよりも戦術的なテニス、そして安定したテニスをすることが出来ていました。
サーブもずっと良くなっています。持てる力を全て発揮しての敗戦で、アメリカに来る前よりも、質の高いテニスが出来る様になっていることは間違いありません。
ただ、今回の遠征で敗れたアメリカ、カナダ、イスラエルのトップ選手に対して何が足りなかったのか。
決断力、戦う姿勢、最後までボールに手を出す、技術だけではない部分をもっと鍛えていかなければ、彼らとの差はなかなか埋まらないでしょう。
12歳である彼にはまだまだ時間がありチャンスは十分にあります。
是非頑張って欲しいと心から願います。

今日敗退しましたが、幸運なことに明日からコンソレーションを戦うことが出来ます。
また明日から挑戦です。

コメント

  1. るる さん : 2011.12.18

    レオくん残念でしたね。
    勝ちから得るのは何もないですが負けから学ぶことは多いから肥しにして
    次の試合も頑張って下さい。

    返信

  2. ジュニアの母 さん : 2011.12.18

    初めてコメントさせて頂きます。毎日読ませて頂いています。
    とても説得力のある内容で勉強になります。私にも世界を目指す娘がいますが、まさに今課題としている事が書かれていて、非常に興味深いです。今後も勉強させて頂きます。
    レオ君との遠征頑張って下さい。

    返信

  3. 酒井亮太 さん : 2011.12.18

    るるさん
    コメント有り難うございます。
    勝ちたいというのが本心ですが、おっしゃるように負けから学ぶことが多く、次にどうつなげるか日々勉強です。
    また頑張りますので、応援宜しくお願いします。

    返信

  4. 酒井亮太 さん : 2011.12.18

    ジュニアの母さん
    いつもブログを読んで頂き有り難うございます。
    そういって頂けるととても嬉しいです。
    こちらに来て実際に感じていることを書いているのですが、私も毎日が勉強です。
    これからも宜しくお願いします。

    返信

るる へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。全て必須項目となります。