相手にとっての脅威とは?

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現在フレンチオープンの男子決勝が行われていますが、まるでこの壁のようにジョコビッチの強打を返球するナダル。
2セットアップ、2-0リードで圧倒的にナダルの有利な状況でしたが、そこからジョコビッチが8ゲーム連取。
2セットアップしているのはナダルなのですが、精神的には現在ジョコビッチが優位に立って
います。ここから全仏チャンピオンのナダルがどのように立ち直るかが、非常に興味深い所です。

それにしても右利きの選手の決め球である逆クロスのフォアハンドラットショットを、ナダルがダウンザラインにエースを取るウインドミルは、対戦相手にとって脅威です。
いつもならそのショットで計算してポイントが取れるはずなのに、決まらないという状況だけでなく、逆に相手のエースでポイントを奪われてしまう。これほど精神的に厳しいものはないでしょう。
ポイントを取るオフェンスの練習だけではなく、ディフェンスの練習もしなくてはいけないのはこの為です。
攻撃力だけで勝ち進んできたジュニア選手が、ツアーに出て勝利から遠ざかるという話しもよく聞きます。そうならないようにジュニア時代から、オフェンス、ディフェンス、ニュートラルといった様々な状況での戦術の練習を繰り返す必要があるでしょう。

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今日、アカデミーで行われたトーナメントに出場したジュニアクラスの選手達。
初めてのトーナメント出場だった選手も数名いたようです。
皆、日常生活にはない緊張感を味わい、とても良い経験をしていました。
また頑張りましょうね。

話しは変わりますが、昨年同様、今月末のITFジュニアタイランド2週、日本とシンガポールからの選手を8名引率する予定です。
日頃見ていない選手を引率するので、私自身も良い勉強をさせてもらおうと思います。


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