勝利の糸口? データ分析は今後より重要になる事でしょう

ベルダスコ

先週まで行われていたATPマスターズ1000シリーズMadridの、ベルダスコ対フェレールの試合中に出てきたデータ。

(結果は、フェレールが57,63,64で勝利。)

今後は直感だけに頼らずこういったデータが、新しいテニスの法則を見つけていく一つのヒントになり得るかもしれません。

上記のデータは、ベルダスコのフォアハンドとバックハンドのヒットポイントの比較。

これを見てすぐにわかることは、ベルダスコ(左利き)はフォアハンドでボールを捉える時はより多くのボールをコートの中で打ち、バックハンドはベースラインよりも後ろで多くのボールを打っているという事。

言い換えれば、フェレールにバックハンドで打たされる時は攻める事が出来ていない。

それだけフェレールのフォアハンドのクロスの精度が高い、又はベルダスコのバックハンドで攻撃する技術がフォアハンドよりも低い?という事が予想されます。

単純な話、もっとバックハンドはコートの中で、攻撃的にプレーすれば良いとも言えるのですが、ミスをする可能性も出てきます。

そのあたりのバランスは難しいのですが、この部分が向上すれば、次回フェレールに勝利する為の一つのポイントになるかもしれません。

ジョコビッチ選手や錦織選手のバックハンドは恐らく、前でボールを捉えている確率は高いと思います。

ただし、単純に中で打ち続ければいいという事ではなく、その前のショットであったり浅いボールに対しての予測、一瞬の踏み込む素早さも大切になります。

それは、データだけでは決して分かり得ない部分なので、実際に試合を見る必要があるでしょう。

数字が全てだとは言いませんが、今後より重要になり、選手、コーチはそこから得た情報を活かしていく必要があると考えます。

 

 

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