今の勝ちより将来の可能性に向かってプレーするか

11月7日 韓国ITF B1 済州島(韓国) 
この大会はITFの大会の中では地域の選手がポイントを取れるように開催されているアジアオセアニアオープンだ。ポイントはグレードAに次ぐ効率のいい得点方式になっている。

日本の選手も国際的な選手を目指している選手たちが多数集まっているが開催されている済州島の立地条件を考えるともっと多くの選手が来てもいいと思う。男子4名、女子5名だ。

本戦に入ればホテル代、食事代、飛行機代を除く交通費は大会が負担してくれるのでITFランキングをある程度持っている人は参加してほしい大会だ。

今回チームヨネザワの井上晴はシングルスでは本戦の1回戦で惜しくも敗れた。ダブルスではオーストラリアの選手とペアを組んで出ている。

この2人はファーストサーブもセカンドサーブも必ずサービスアンドボレーを遂行している。僕は選手たちにダブルスではファーストサーブもセカンドサーブもすべてサーブアンドボレーをする事を奨励しているし練習でも取り組んでいる。試合で対戦するジュニアの相手たちの殆どの選手がサーブアンドステイのグランドストロークで勝負をするタイプだ。

短期的に見るとジュニアの間はサーブアンドステイの方が勝ちやすいが近い将来ネットでの動きが必要になって来た時にどうだろう?トップの選手たちはシングルスの大事な局面や相手が予測していない時に急にサーブアンドボレーを使ったりする。

シングルスでは試合に何度か使えばいいパターンだがそれが流れを変えるためにどれだけ効果があるかテニスをわかっている人なら肯けるはずだ。今の勝ちより将来の可能性に向かってプレーするかは選手そしてコーチの考え方次第だ。


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