油断したり自分のリズムに乗れないと足元を掬われる/ボルトン (イギリス)

1月15日 水曜日 ボルトン 
イギリスに来てから今日まで毎日天気は変わらず雨だ。今日も雨の1日だった。
試合の方はコンソレに残っている田島尚輝は準々決勝と準決勝を勝ち抜いて明日の決勝戦に駒を進めた。

テニスヨーロッパでグレード1の大会のコンソレはポイントそしてホスピタリティーも付くとあって選手たちも必死だ。尚輝の1回目はヨーロッパランキング21位の選手だった。鋭いストロークで打ち込んでくる相手だったが単調なので上手く隙をついてオープンコートへウイナーを連発そしてネットでボレーと尚輝にとっては昨日以上の出来だった。

コンソレ準決勝では相手がクロアチアの2番手(ヨーロッパランキング24位)の選手だったが尚輝は4ゲームのショートセットで2-4、0-3ジュースの後がないところまで追い込まれていたがそこから5-3、4-1の逆転で勝利にこぎつけた。最終スコアは2-4、5-3、4-1だった。

負けかけた要因は尚輝が相手をみくびっていたからだ。試合前から緊張感がなくセカンドセット0-3にされるまでオーバーパワーしようとして相手の逆襲を食らっていたのだ。後がない崖っぷちで目が覚めたかのごとく動きに鋭さが戻り、尚輝らしいプレーで粘る相手を押し切った試合だった。

今日は第1シードのオリエル(イスラエル)がフェンティー(米国)に敗れる波乱があった。どの試合も簡単に終わることなく競るのが当たり前だ。少し油断したり自分のリズムに乗れないと足元を掬われるのはプロと変わらない世界だ。

来週のタルブが勝負の大会になるだけに各選手達も緊張感あふれるプレーぶりだ。

明日は尚輝にとってはボルトンは最終日だ。この1週間でシングルス7試合目だ。試合をして強くなるだけに最高の大会となっている!明日はギリシャの選手が相手。

Tennis%20navi%20luca%20naoki%20etc%2015th%20Jan.JPG


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。全て必須項目となります。