5月18日 ダンロップカップ全国選抜ジュニアテニス選手権大会
ダンロップカップ全国選抜テニス選手権大会の最終日だ。県予選から始まり地域予選そしてこの全国大会だ。
全体的に感じたことのは以前のようなただ“しこってる選手”、守り一辺倒の選手は見かけなくなった。どの試合も攻め合って手に汗握る接戦だ!
攻撃的になりネットへ攻める機会が増え将来に向けて楽しみなプレーが増えているのは日本のテニスの今後を占っている気がする。
ただネットに攻めてポイントに繋げるのは簡単ではないところが大変だ。ネットにでて半分取れたら御の字と考えていいと思う。全体的にはネットに回数は増えているが出る際のボールへの入り方やボールを的確な場所に落とすコース(狙う場所)の間違った選択が目立っていた。相手から最も遠いところにボールを運べばボレーのフォームがいいフォームと言われている形でなくてもOKなのだ。今回はネットへ攻め込む練習の重要性を再認識した大会だった。
男子14歳以下で優勝した田島尚輝(Team Yonezawa)は1回戦の菅谷拓郎君(仙台ウイニングショット)を相手にネットへ攻め込み続けるが菅谷君の軽快な動きの逆襲にあい中々ポイントに結びつかない展開だった。2回戦も攻め続けるテニスで森田翔一郎君に1セットダウンからの逆転勝ち。3回戦は阿多竜也君(福岡パシフィックTA)に1セットダウンそしてファイナルセットも1-3、0-40からの逆転と言う試合だった。
尚輝はポイントをビルドアップ(組み立て)して迷わずネットへ攻め込むのが彼のスタイルだがアタックの精度が少しでも低いとカウンターを食らい劣勢の試合を強いられることになる。それでも最後まで攻め粘りをしているうちに良い感じをつかんでの勝利だった。
苦戦した2日間の後の準決勝の白石光君(有明Jr. TA)、決勝戦の市川泰誠君(コスパ八尾)の試合は共に素晴らしい選手だが尚輝の攻めた時の確率が上がってのストレート勝ちだった。
今回尚輝の優勝は嬉しい結果だったが尚輝の活躍以外にも嬉しいニュースが沢山あった4日間だった。いつも遠征やキャンプに来てくれている選手たちの活躍だ!
14歳以下男子では青木一真君(ウイニングショット)ベスト4、清水健二朗君(有明Jr.TA)、清水一輝君(あじさいインドアTS)ベスト8、
14歳以下女子では準優勝の佐藤久真莉さん(CSJ)、ベスト4坂詰姫野さん(ファーストTA)、永田杏里さん、ベスト8の杉山歩さん(ファーイーストJr.TA)
12歳男子では優勝の吉村大生君(志津テニスクラブ)、準優勝の小柴遼太郎君(三木ロイヤルTC)、3位の三井駿介君(アクトスポーツクラブ)5位の南成星君、
12歳女子では準優勝の武部せなさん(CSJ)
などが上位に食い込んだ!
彼らの普段の努力は勿論だがそれを支えているご両親、クラブのスタッフの方々のサポートの賜物だ!!
最後になりましたがダンロップスポーツ様を始めスポンサーの方々、大会関係者の方々、吉田宗弘理事長を始めTTCの方々本当にお世話になりました。ありがとうございました!そして選手、ご両親を含む選手のサポーターの方々本当にお疲れ様でした!!