2月14日 オークランド(ニュージーランド)ITFグレード3
ITFニュージーランド最終戦男子は日本人対決で第1シードの伊藤雄哉君が堀江亨を3セットで破り優勝だった。亨は敗れたが最高の質の第1セットでのプレーを見せた。女子は3大会で無敵の荒川晴菜さんが決勝戦でニュージーランドの選手に惜しくも敗れて大会が終了した。荒川さんはシングルス2大会連続、ダブルスは宮本愛弓さんとのダブルスでは3大会連続優勝の快挙だ。
最終週の今大会は意外な事があった。ITFポイントシステムが変わりG3でもベスト32からポイントがつくようになりポイントなしでも本戦スタートの選手が多かったこの大会で多くの選手たちが初のポイントをゲットしている。チームの井上隆也もその1人だ!今回のポイントを生かしてチャレンジできるので本当に有難いポイントゲットだ!
一方先週ダブルスで優勝した堀江亨と田島尚輝だが今週は違うペアを組んで大会に臨んだ。亨はシングルス優勝第1シードの伊藤雄哉君だった。尚輝はうまさを見せて2回戦で雄哉/亨ペアを破る金星を挙げた。そのあとパートナーの体調不良で優勝こそ逃したが尚輝にとっても実りのある大会となった。
今日でニュージーランド遠征も最終日だ。3週間試合、練習、トレーニング、食事と日々積み上げていい成果があった。ITFなどの遠征では怪我に注意しながらどれだけ練習とトレーニングが積めるかレベルアップの鍵だ。試合は勝ったり負けたりするが練習をしていればこそ質があがりそしてそれを試合で使うという循環が大切だ。最終日の今日も試合のない選手は芝生のグランドで思いっきり追い込みだ!選手たちは必死に自分自身を追い込んでいた!
テニスの印象としては海外の選手たちは比較的ワンパターンでボールを強く打つ事やエラーしない事に着目しているプレースタイルが多いが日本の選手たちは攻守に課題を設けてプレーしているのが将来に可能性を感じる。
今回コーチとして取り組んだ事は選手たちの体調管理だった。体の小さい日本の選手にとって背は小さくても芯のあるしっかりした体だ。宿泊代を抑えてホステルに泊まりその分食費にあてた。ホステルには充実したキッチンがあるので自炊には適している。肉が低価で野菜やパスタがおいしい海外では体を作る食材は豊富だ。各選手数キロ体重を増やしての帰国だ。