全仏オープンワイルドガード選手権、尚輝が優勝

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フレンチオープンジュニアワイルドカード選手権がナショナルセンターで行われた。この大会に優勝するとパリで開催されるワイルドカード選手権本戦に派遣される仕組みだ。

異例の数のメディアの方々、そして植田実デ杯監督も見守る中、選手達必死のプレーを見せた。

今日の決勝戦はこの間、南米を一緒に転戦した清水悠太と田島尚輝だ。

悠太は今のランキングの40位台でフレンチオープンジュニアの本戦に入れる可能性も高いところまで来ている選手だ。100位の尚輝にとっては何としても本戦への切符を手にしたいポジションだ。

今日の試合は最高に質の高い戦いだった。お互いクレーコートの戦いを熟知したプレーで長いラリーからどちらが仕掛けるか、どちらがポイントをフィニッシュ出来るか、どちらがディフェンスポイントに結びつけるかなど多彩なプレーの応酬だ。
結局シーソーゲームは最後まで続き75、46、76で尚輝が僅差で勝利した。最後に勝敗を分けたのは56、30-30のテンポの速い長いラリーでベースラインから意表を突いた尚輝のドロップショットだった。0-30から30-30に追いついた直後の尚輝の会心のショットだった。

今日の試合は勝敗に関係なく2人にとってレベルアップにつながる試合だった!

女子は清水綾乃と佐藤久真莉の決勝戦だった。2人の試合も質の高い熱戦だった。

綾乃がお姉さんの貫禄を見せストレートで久真莉を退け優勝。久真莉もいい戦いを見せたが綾乃の力強さが勝った内容だった。

最後になりましたがジュニア達の為に大会を開催して下さったスポンサーのロンジン様をはじめ関係者の方々この場をお借りして厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

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