久保杏夏が多彩さを発揮し優勝、全国小学生テニス選手権大会


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全国小学生テニス選手権大会は日本で数少ないクレーコートで行われる大会。クレーコートのテニスはテニスの質が問われレベルアップには最適なサーフェスだ。

球足が遅くラリーが続き易く簡単にはポイントが取れない戦いの中で頭とテクニックを駆使する必要がある。クレーコートの試合の中で見ていて面白いのが劣勢から上手く切り返しニュートラルに戻しそこからまた新しい展開に持ち込むなどスリル満点のプレーだ。
全国小学生テニス
優勝は久保杏夏と中村健太君で幕を閉じた。2人は攻めと守りのバランスが良く押したり引いたりのクレーコートでのプレーでの優勝だ。

一般的にはフラットのボールが多い女子の中で、杏夏は高いボール、スライス、ボレー、スニークインなど相手にリズムを与えないプレーは非凡だ。多彩さは相変わらず素晴らしく緩急上手くボールを操っている。
後半、対戦相手の古賀さんの力強いストロークでプレッシャーをかけられ劣勢に陥るが、ドロップショットや高いボールでゲームを立て直して最後は積極的なプレーで勝ち切っての勝利だ。エラーを繰り返しながらもいくつものポイントパターンを使いながら勝利にこぎつける杏夏のゲームセンスは非凡だ。
大会は小学6年生まで出ている中、5年生でも多彩なテニスで魅せるテニスをしている選手も見かけた。中島悟、前田優、ニコラスボウルズだ。彼らのこの一年の成長に期待したい。ニコラスはコンソレ準決勝、見応えのある多彩なプレーを見せた。結果は惜しくも敗退だが自信に繋がる大会となった。
全国小学生テニス大会が終わると全日本ジュニアに向けての準備だ。コーチとしても更にギアを上げて選手たちをプッシュだ!
最後になりましたが倉光哲大会ディレクター様、はじめ大会関係者の方々、スポンサーの方々、毎年選手達にとりまして最高の舞台である全国小学生テニス大会を開催下さり厚く御礼申し上げます。ありがとうございます!
ニコラス・ボウルズ

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