前回のエントリーでこれからキャンプの内容を少しずつアップをしていくと書きましたが、
今回のキャンプではとくにOCのプログラムにウェイトをおいて考えてきたので、まずこの点から説明を加えていきたいと思います。
OC (Organizational Capability)とは、4年前に読んだ書籍「ストーリーとしての競争戦略」の中で説明されている2つある思考法のひとつです。もう一つは、SP( Strategic Positioning )です。
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この書籍はビジネス書に分類されますが、スポーツも例に挙げられており、大変に理解しやすかったので、それを元に自分なりの解釈と今までの経験も含めてプログラムに当てはめていきました。
詳しくは僕が説明するより、この本の書評を書かれている方の説明が大変にわかりやすいので下記のアドレスを参考にしてみて下さい。
戦略の差別化(違い)には2つの思考法で考える。 – マーケティング担当者の日記
3年前のキャンプから徐々に反映させていくようにしました。というのも、毎年人数が増える選手、関係者スタッフに対して、感覚的なアプローチだけだと「スットンキョウな顔をされてる?」的な感触をそれまた数年前よりうすうす感じていました。
これは受け取り側でなく、あきらかに自分(伝える側)の問題でもあり、機能的におこなわないと伝わりずらい、何よりも時間の無駄が多くなると危惧していたのです。
そこでまず最初に始めたのがキャンプのコンセプトを決める事でした。どうしてもキャンプになるとあれもやりたいこれもやりたいとなってしまいコアな焦点が見えてこなく、一般的なあるあるキャンプになってしまうので、自分に対しても「いったい何がやりたいの?」という質問に答えられるようにコンセプトを明確にすることから始めました。
そして今回のOCは昨年度も簡単には取り入れたのですが、まだまだ伝わりきれてなかったので、今回のキャンプはOC を明確なプログラムという形にしてオンコート、オフコートで取り組むこと、そして最大限に可視化、言語化にして行動に反映きるようしました。
結果は目指すターゲットに対してより明確な手応えを感じることができました。来年はこの辺を一段、二段ぐらい上げていきたいなと、今後のアップデートを含め、allout beat 2017に向けてプログラムを考えていきたいと思っています。