ブラジルのリオデジャネイロで開催されているリオ・オープン(ATP500、レッドクレー)。21日、シングルス決勝が行われ、世界ランク45位のパブロ・クエバス(30歳、ウルグアイ)は同ランク71位のギド・ペジャ(25歳、アルゼンチン)と対戦し6-4、6-7 (5)、6-4で勝利しATP500シリーズで初優勝を果たした。

クエバスは準決勝で第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)と対戦し6-7(6)、7-6(3)、6-4のフルセットの末に勝利している。

ギド・ペジャは昨年からのツアー大会に5度の挑戦もわずかに1度だけ初戦を突破した戦績だったが決勝まで進出する活躍を果たした。

BS朝日にて解説をした米沢徹は、「サービスがどちらに来るか分からないコース、スピードの強弱が多彩で、コントロールが良い。」

「また左利きはフォアで片手バックバンドにとって不利といえる高い打点で打たせる事が出来るが、クエバスの良い所は、高く弾み、高い打点で打たされる前に低い場所からショートクロス、またライジングで攻め込んだり、コート後方にしっかり下がってプレーする事で力が入る場所で打つ事工夫が出来る。」

多彩なバックバンドの持ち主でもあるクエバスは、ショートクロスなどゆるいボールで追い込んでプレーするなどペジャの回り込み低い弾道の攻撃的なショットで攻めるテニスを封じ込めるテニスで接戦に勝利した。

解説:長嶋秀和