9月19日 東レ・パンパシフィック・オープン

USオープン女王の大坂なおみ(日清食品)が、凱旋試合で2014年オーストラリアン・オープン準優勝のドミニカ・チブルコバ(スロバキア)を6-2、6-1で破り8強入りした。
ダブルス1回戦で加藤未唯(ザイマックス)/二宮真琴(橋本総業)組は小堀桃子(橋本総業)/清水綾乃(Club MASA)組を6-4、6-3で破り8強になった。奈良くるみ(安藤証券)/尾崎里紗(江崎グリコ)組と青山修子(近藤乳業)組は敗退した。

大坂なおみの失ったゲーム数はたったの3。第2セットは、第2ゲームから6ゲーム連取し、わずか59分で勝利した。サーシャ・コーチの出番は必要なしの完璧勝利だった。

8強になった大坂は21日(金)の準々決勝で、第8シード、25位のストリコバ(チェコ)対コンタベイト(27位、エストニア)の勝者と対戦する。過去の対戦成績はストリコバとは1勝1敗、コンタベイトとは3勝0敗。

なおみちゃんと呼んで!

オンコートインタビューでは
「コンバンワ
見に来てくれて、ありがとう。
応援ありがとう。」

「彼女はとても良い選手なので難しかったが、勝つことができ、とてもうれしい。」

安井まみこインタビュアーに、ナオミ、なおみちゃん、どちらで呼ばれたい?と聞かれると
「なおみちゃんがいい。」

会場からUSオープン優勝を祝う拍手が起こり、それが鳴りやまないと
「ちょっと恥ずかしい!」となおみスマイル。

大坂なおみ
ポストインタビュー

「(日本での)最初の試合、特別な試合だと思っていた。いい形で終えられて良かった。」

「(ファンの声援は)プレッシャーとは感じなかった。むしろ、エキサイティング、そんなサポートに感謝している。」

「(今日のできは)80%ぐらい、自分の上の限界がどこにあるのかが分かってないから、今日は100%だとは言えない。」

「試合はサーブも良く、サーブが危ない場面で助けてくれた。高いレベルのテニスができた。」

「(全米オープンでの優勝は)自分の助けになってくれている。が、今日はしっかりと良いテニスができた。」

「インディアンウェルズでの優勝が『全米オープン』での気持ちの準備をさせてくれた。」

「全米のあと、東京で東レPPOがあるというのも助けになっている。ここでしっかり戦おうと、良い形で集中できている。
頑張りたい」

「日本に行ったら原宿に行ったり、ジェットコースターに乗ったりしたいと思っていが、そんな時間が無くて寂しい。」

「カツ丼、とんかつ、は試合中(はダイエットしなくてはいけない)なので、終わってからにしたい。」

凱旋勝利大坂なおみ


「USオープンでの大きな勝利で自信も深まっているのを感じた。
(2年前のこの東レPPOでも対戦し、今回と同じスコアで負けたが)その時はもっとミスが多かった。
今日のプレーは女王にふさわしい」と敗れたチブルコバ(スロバキア)は大坂の成長を認めた。

記事:塚越亘 塚越景子 写真 鯉沼宣之 伊藤功巳/TennisJapan