コロナ禍の中、2021年シーズンが始まった。
錦織圭(日清食品)の開幕戦は、2月1日からメルボルンで行われるATPカップとなった。
昨年から始まった国別対抗戦ATPカップ。
錦織は、西岡良仁(ミキハウス)、マクラクラン勉(イカイ)、松井俊英(APF)らと日本代表として出場予定だ。
オーストラリアは、テニス選手達にも入国してから14日間の隔離を求めており、ATPカップから出場する選手達は1月15日前後にはオーストラリアに渡るようだ。
その後は、2月8日開幕となった全豪オープン(メルボルン)に出場予定だ。
錦織圭
金メダル狙う
錦織は自身の公式アプリ「KEI NISHIKORI」で、
「ファンの皆さんへ いつも応援ありがとうございます。
オリンピックで金メダルを取る!!」と2021年の目標を宣言した。
2019年の錦織、全豪はジョコビッチ、全仏はナダル、ウィンブルドンはフェデラーに敗れたが8強と活躍した。しかしその後のUSシリーズで右肘に違和感。手術をする。2019年全成績
2020年シーズンに入り、錦織は9月のATP250キッツビューエルで右肘の手術から約1年ぶりに復帰。
イタリアンオープン、ドイツオープン、全仏オープンとクレーコートの4大会でプレーして2020年は2勝4敗だった。
錦織のツアー初優勝は2008年デルレイビーチオープン、18歳の時だった。USオープンでは16強、ランキングも63位と順調に成績を残した。しかし2009年、右肘の故障そして手術。「またテニスができるのか?」と悩んだ時期を乗り越えてのツアー2勝目、ジャパンオープンだった。
決意を表明した時の錦織は強い。ジャパンオープンに臨む前、22歳の錦織は「優勝目指して頑張ります」とポスターにサイン、宣言通り優勝している。
金メダル宣言、錦織圭の決意のあらわれだろう。
記事:塚越亘 塚越景子 写真uniqlo_ambassadors 錦織圭