カナダのトロントにて開催されているツアーでマスターズシリーズの第6戦、ロジャーズ・カップ。第3シードの錦織圭(26歳、日清食品)は準々決勝で世界ランキング40位のグリゴール・ディミトロフ(25歳、ブルガリア)と対戦し6-3、3-6、6-2で勝利し2年連続でベスト4進出を果たした。
第1セットを展開の早いプレーで圧倒すると、錦織は第2セットの序盤でエラーを連発し今大会初めてセットを落とす苦しい展開。第3セットは攻撃的なプレーを取り戻しての快勝した。
準決勝では第2シードのスタン・ワウリンカ(31歳、スイス)と対戦、過去の対戦成績は錦織の1勝3敗。準優勝を果たした14年の全米オープンの準々決勝でフルセットの末に勝利も、翌年の全豪オープン準々決勝ではストレート負けしている。
錦織は左脇腹痛で4回戦で途中棄権したウィンブルドン以来の大会出場となる。この大会に続きリオデジャネイロ・オリンピックに挑むこととなる。
記事:長嶋秀和